マーケティング

同じサポートでも成果が出る人・出ない人の違いとは?成長が早い人の「学び方」

同じサポートでも成果が出る人・出ない人の違い
目次
  1. 第1章 同じサポートを受けているのに、伸びる人と伸びない人がいる理由
  2. 第2章 「手取り足取り教えてもらう」が成長を遅くする理由
  3. 第3章 成果が出る人の「トレース能力」とは何か
  4. 第4章 私も「一度教わっただけ」で理解できていたわけではない
  5. 第5章 トレース能力を高めるために今日からできる5つのこと
  6. まとめ 成果が出る人は「答え」ではなく「考え方」を持ち帰っている
  7. 私の「考え方」まで学びたい方へ

第1章 同じサポートを受けているのに、伸びる人と伸びない人がいる理由

誰かからビジネスを教わっていたり、講座やコンサルなどのサポートを受けていたりすると、不思議に思うことがあります。

同じ人から教わっている。

同じ教材を渡されている。

同じように質問できる環境も用意されている。

それなのに、数か月経つと、びっくりするくらい成長速度に差がついていることがあるんです。

一方は、自分で考えてどんどん行動できるようになっている。

もう一方は、数か月経っても同じようなところで悩んでいて、

「次は何をしたらいいですか?」

「これはどうしたらいいですか?」

と、毎回答えを求めている。

この違いって、なんなんだろう。

私も人に教える立場になってから、ずっと考えていました。

もちろん、作業時間の違いもあると思います。

もともとの経験値も違います。

得意不得意だってあります。

なので、成果が出ない理由を全部ひとつにまとめるつもりはありません。

ただ、いろいろな方を見てきて、

「この人、成長するのが速いな」

と思う人には、かなり共通していることがあります。

それが、

「教わる能力」が高いことです。

成長が速い人は「教えてもらう量」が多いわけではない

「教わる能力が高い」

というと、

素直に先生の言うことを聞ける人とか、

たくさん質問できる人とか、

言われたことをそのまま実践できる人をイメージするかもしれません。

でも、私がここで言っている「教わる能力」は少し違います。

私が考えている教わる能力とは、

すでに自分に渡されている情報を、自分から取りにいって、目の前の問題と結びつける能力

のことです。

これ、かなり大事だと思っています。

たとえば、

「発信しているけど、なかなか反応が取れません」

という悩みが出てきたとします。

そこで、

「どうすればいいですか?」

と質問すること自体は、まったく悪いことではありません。

わからないからサポートを受けているわけですし、質問できる環境なら使ったほうがいいです。

でも、成長が速い人って、

その前後にもうひとつの動きが入るんです。

「そういえば、前に反応が取れないときの考え方について書いてなかったっけ?」

と、過去の発信や教材を探す。

もう一度読む。

今の自分の状況と照らし合わせてみる。

そのうえで、

「前に教えてもらった○○の話と関係ありますか?」

と聞いてくる。

つまり、

ただ「答えをください」と待っているのではなく、

自分がすでに持っている知識の中から、答えにつながりそうなものを探しているんです。

この差は、最初はすごく小さく見えます。

でも半年、1年と積み重なると、かなり大きな差になっていきます。

なぜなら、

答えをひとつ教えてもらうたびに、

その答えだけを覚える人と、

過去に教わったことまでつなげて理解する人では、

一回の学習から吸収できるものが全然違うからです。

「あ、それ前のnoteに書いてあったことですよね」と言える人

これは実際に、私が人と関わっていて感じたことです。

私のnoteに、毎回いいねをつけてくれるような方がいます。

もちろん、

「いいねを押してくれる人は優秀です」

みたいな話ではありません。

私が見ているのは、そこではないんです。

そういう普段から発信を読んでくださっている方と話していると、

私が何かを説明した瞬間に、

「あ、それって前のnoteに書いてあったことですよね」

と言われることがあります。

さらに、

「ちょっと、もう一回読んでみます」

と、すぐに過去のnoteに戻っていく。

この切り返しが、すごく速いんです。

私はこういう方を見るたびに、

「この人は成長するのが速いだろうな」

と思います。

なぜなら、

私が今伝えたことを、単発の新しい情報として受け取っていないからです。

「あのnoteに書いてあったことと、今の話がつながった」

と考えている。

過去に読んだこと。

今教えてもらったこと。

そして、自分が実際に経験したこと。

この3つを頭の中でつなげようとしているんです。

これができるようになると、

同じコンテンツから受け取れるものが変わります。

たとえば半年前、

「ターゲットを理解することが大事です」

という文章を読んだとします。

そのときは、

「なるほど。ターゲットが大事なんだな」

くらいで終わるかもしれません。

でも実際に自分で発信してみる。

思ったように反応が取れない。

商品を作ってみても売れない。

「なんでだろう」

と悩んだあとに、同じ文章をもう一度読む。

すると、

「私、そもそも誰に向けて書いているのか全然考えてなかった」

と気づいたりするんです。

文章は同じです。

書いてあることも変わっていません。

でも、

読む側に経験が増えたことで、受け取れる情報が変わった。

こういうことって、本当にたくさんあります。

だから私は、コンテンツというのは「一度読んだら終わり」ではないと思っています。

知識を知ったあと、本人が実践して、そこで経験して、もう一度知識に戻る。

この繰り返しによって、最初は抽象的だった話が少しずつ自分の中で具体的になっていきます。

私はもともと、お客さんが成長するためには「本人の実践と気づき」が必要だと考えています。

どれだけ正しいことを伝えたとしても、本人の実体験が伴わなければ、なかなか腹には落ちないんです。

だから、

「一回読んだから、もう知ってます」

ではなく、

経験したあとにもう一度戻ってみる。

これだけでも、学び方はかなり変わると思います。

初心者が「答えを教えてほしい」と思うのは当たり前

ただ、ここまで読むと、

「じゃあ、自分で全部調べられない人はダメなの?」

と思う方もいるかもしれません。

これは違います。

特に初心者のうちは、

「何を調べたらいいのかすらわからない」

という状態になるのが普通です。

私自身、初心者の方に何かを伝えるときには、この部分をかなり意識しています。

経験者からすると、

「まずこれをやって、次にこれをやって、そのあとこれを確認すればいい」

という全体像が見えています。

でも初心者には、その全体像そのものがありません。

だから、

何から手をつければいいのかわからない。

何を勉強すればいいのかわからない。

どの情報が今の自分に必要なのかもわからない。

そうすると当然、

「もう答えを教えてほしい」

となります。

これは、怠けているからとは限りません。

単純に、

判断するための材料がまだ自分の中にない

ということも多いんです。

たとえば私は、歯が痛くなって歯医者さんに行ったときに、

「まず歯科治療について自分で調べて、適切な治療方法を考えてください」

と言われても困ります。

私は歯医者さんではありません。

虫歯がどこまで進行しているのかもわからない。

どんな治療方法があるのかもわからない。

だから、

「とりあえず、この痛みをどうにかしてください」

と思います。

これって、初心者の気持ちとしてはかなり自然ですよね。

ビジネスでも同じです。

まだ全体像が見えていない段階では、

早く答えを知りたい。

できれば遠回りしたくない。

何をやればいいのか教えてほしい。

そう思います。

私も、初心者と経験者の間にはこういうミスマッチが起こると考えています。

経験者は全体像が見えているから理性的に考えられる。

でも初心者は全体像が見えていないから、できるだけ早く、わかりやすい答えを求める。

だから教える側も、

「なんでこんなこともわからないの?」

と突き放すのではなく、

初心者が理解できるところから、一個ずつステップアップしてもらう必要があります。

なので私は、

「手取り足取り教えてほしいと思ったらダメ」

と言いたいわけではありません。

最初はそれでもいいんです。

最初は教えてもらう。

わからなかったら聞く。

全体像が見えないなら、まず全体像を見せてもらう。

それでいい。

ただ、

ずっとその場所に居続けてしまうと、成長速度が遅くなってしまう。

ここが重要なんです。

伸びる人は「新しい答え」より、すでに教わったことに戻れる

ビジネスを勉強していると、

どうしても新しい情報が欲しくなります。

成果が出ない。

じゃあ、もっと新しいノウハウを勉強しよう。

SNSが伸びない。

じゃあ、SNS攻略の教材を買おう。

商品が売れない。

じゃあ、セールスの新しいnoteを読もう。

もちろん、

本当に知識が足りないのであれば、新しく学ぶことも必要です。

私も新しいことは勉強します。

ただ、

成果が出ないたびに新しい情報へ移動していると、

ひとつ問題が起きます。

知っていることばかり増えて、使えることが増えない。

これです。

教材を10個持っている。

noteもたくさん買っている。

YouTubeも毎日見ている。

メルマガもいろいろ登録している。

だから知識はある。

言葉も知っている。

「ターゲットが大事ですよね」

「ベネフィットですよね」

「リサーチですよね」

と説明することもできる。

でも、

「じゃあ、あなたの商品では誰がターゲットなんですか?」

と聞かれると止まってしまう。

これだと、まだ知識を「知っている」だけなんですよね。

私は、コンテンツで大切なのは、読んだ人が内容を理解するだけではなく、実際に使えるようになることだと考えています。

そのためには、抽象的な知識だけではなく、具体例や実践方法までつなげて、「自分の場合だったらこう使う」とイメージできるところまで持っていく必要があります。

これは、学ぶ側でも同じです。

知った。

次へ行く。

また知った。

また次へ行く。

ではなく、

知った。

やってみた。

うまくいかなかった。

もう一度戻った。

「あ、こういう意味だったのか」と気づいた。

もう一度やった。

この繰り返しで、

知識が少しずつ「使えるもの」に変わっていきます。

だから私は、

成長が速い人って、

ずっと前に進んでいる人ではないと思っています。

むしろ、

必要なときに、ちゃんと後ろへ戻れる人です。

以前読んだnoteに戻る。

昔届いたメルマガを検索する。

講座の第2章をもう一度見る。

自分が取ったメモを見返す。

そして、

「あのとき言っていたのは、これだったのか」

と気づく。

この回数が多い人ほど、

教えてもらった知識が、自分自身の判断基準に変わっていきます。

最終的には、

何か問題が起きるたびに

「先生、どうしたらいいですか?」

と聞かなくても、

「たぶん、この考え方を使えばいいんじゃないかな」

と自分で仮説を立てられるようになる。

私は、ここまでいって初めて、

本当の意味で「教わった」と言えるんじゃないかなと思っています。

新しい情報をたくさんもらうことより、

すでにもらった情報を、

自分の経験と何度も結びつけること。

成果が出る人を見ていると、

この能力が本当に高いです。

では逆に、

なぜ「サポートを受けているんだから、全部教えてもらえばいい」という状態が続くと、成長しにくくなってしまうのでしょうか。

次の章では、

「手取り足取り教えてもらうこと」と「良いサポートを受けること」は実は別物

というところから、もう少し深く掘り下げていきます。

第2章 「手取り足取り教えてもらう」が成長を遅くする理由

サポートを受けると、

「せっかくお金を払っているんだから、全部教えてもらいたい」

と思うことがあります。

これはすごく自然な感覚です。

特に、まだ自分で何をすればいいのかわからない初心者のうちは、

「間違えたくない」

「できれば失敗したくない」

「最短ルートを教えてほしい」

と思います。

私も、わからない分野に入ったときはそうです。

詳しい人がいるなら、

「正解を教えてほしい」

と思います。

だから私は、

「手取り足取り教えてほしいと思うこと自体が悪い」

とは思っていません。

ただし、

その状態がずっと続いてしまうと、

少しずつ問題が出てきます。

なぜなら、

毎回答えをもらうことに慣れてしまうと、

自分で考える前に、

「誰かに聞けばいい」

という癖がついてしまうからです。

そしてこの癖がつくと、

サポートを受けている間は進めても、

サポートがなくなった瞬間に動けなくなることがあります。

私は、ここがすごく大きな分かれ目だと思っています。

良いサポートは「全部やってくれること」ではない

「サポートが手厚い」と聞くと、

いつでも質問できる。

何をすればいいか全部教えてくれる。

迷ったらすぐ答えをくれる。

そんなイメージを持つ方も多いと思います。

もちろん、

初心者の方に対して、

「自分で考えてください」

だけで終わるのは、良いサポートとは言えません。

まだ全体像が見えていない人に対しては、

何をするのか。

なぜそれをするのか。

どの順番で進めるのか。

ここまで丁寧に伝える必要があります。

私は、初心者の方に何かを教えるとき、

一気にたくさんのことを求めないようにしています。

なぜなら、

まだ知識も経験も少ない状態で、

いきなり10個も20個も覚えてくださいと言っても、

ほとんど頭に残らないからです。

だから、

一つ教える。

一つ実践してもらう。

一つ気づいてもらう。

また次へ進む。

この積み重ねが大事だと考えています。

ただ、

ここで勘違いしてほしくないのは、

「丁寧に教えること」と「全部代わりに考えてあげること」は違う

ということです。

たとえば、

「今日はこの投稿を作ってください」

と言われた。

次の日も、

「今日はこれをしてください」

と言われた。

その次の日も、

「今日はこの文章を書いてください」

と言われた。

これをずっと続けていくと、

作業自体は進むかもしれません。

でも、

なぜその投稿を作ったのか。

なぜ今日はその作業なのか。

なぜこの順番なのか。

そこを理解しないまま進めていると、

指示がなくなった瞬間に止まります。

「次は何をしたらいいですか?」

となってしまう。

これでは、

サポートがある間だけ動ける状態です。

私が思う良いサポートは、

最初は手を引いて進む。

でも少しずつ、

自分で歩ける状態にしていくこと

だと思っています。

毎回答えをもらうと「判断する練習」ができなくなる

ビジネスでは、

正解がひとつに決まっていないことがたくさんあります。

投稿を何時に出せばいいか。

どのタイトルが一番いいか。

どの商品を先に出すか。

この文章で本当に刺さるのか。

こういうことって、

毎回100%の正解があるわけではありません。

実際には、

仮説を立てる。

やってみる。

反応を見る。

修正する。

この繰り返しで進んでいきます。

だから、

成長するためには、

「正解を覚える」だけではなく、

自分で判断する経験

が必要です。

でも、

何か迷うたびにすぐ答えをもらっていると、

この判断の練習ができません。

たとえば、

投稿文を書いていて、

「このタイトルでいいですか?」

と毎回聞く。

先生が、

「こっちの方がいいです」

と答えてくれる。

これを繰り返していると、

タイトル自体は良くなります。

でも、

「なぜこっちの方がいいのか」

を自分で考えないままだと、

次の投稿でもまた聞かないといけません。

一方で、

「私はAとBで迷っています。Aは具体性があるけど、Bの方が感情は動きそうだと思っています。今回は初心者向けなのでAがいいと思ったんですが、どうでしょうか」

と考えてから質問する人は、

同じ一回の質問でも、

得られるものが全然違います。

なぜなら、

先生の答えと、

自分の考えを比較できるからです。

「あ、自分はここを見落としていたんだ」

と気づける。

これが、

判断力を育てる学び方です。

私は、お客さんが成長していくためには、

本人自身の実践と気づきが必要だと考えています。

教えてもらった答えをそのまま覚えるだけでは、

応用できるようにはなりません。

自分で考える。

少し間違える。

そのあとに修正してもらう。

この経験があるから、

次から少しずつ自分で判断できるようになります。

成果が出にくい人ほど「サポート=答えをもらう場所」になりやすい

人に教えていて感じるのですが、

なかなか成果につながらない人ほど、

サポートを

「答えをもらう場所」

として使ってしまうことがあります。

もちろん、

答えを聞くことが悪いわけではありません。

ただ、

毎回、

「どうしたらいいですか?」

「何を書けばいいですか?」

「何を売ればいいですか?」

「次は何をしたらいいですか?」

という状態が続くと、

少し注意が必要です。

なぜなら、

その質問の中に、

自分の仮説が入っていないからです。

たとえば、

「何を書けばいいですか?」

ではなく、

「最近、初心者の方から○○の質問が多いので、その悩みをテーマに書こうと思っています。入口はこの切り口で考えているんですが、ズレていませんか?」

ここまで考えてから聞く。

これだけで、

学びの質が変わります。

前者は、

答えを受け取るだけです。

後者は、

自分の考えと、

経験者の考えを照らし合わせることができます。

この差は大きいです。

さらに、

自分で一度考えてから質問すると、

先生から返ってくる答えも深くなります。

なぜなら、

どこまで理解していて、

どこでズレているのかが伝わるからです。

「全部わかりません」

と言われるよりも、

「ここまではこう考えました。でも、この部分だけ判断できません」

と言われた方が、

より具体的なアドバイスができますよね。

つまり、

自分で考えてから質問することは、

先生の負担を減らすためだけのものではありません。

自分が、より質の高い答えを受け取るための方法

でもあります。

「自分で考える」は、全部ひとりでやるという意味ではない

ここまで読むと、

「じゃあ、質問しちゃダメなんですか?」

と思う方もいるかもしれません。

そうではありません。

私はむしろ、

わからないことは質問した方がいいと思っています。

変に一人で悩み続けて、

間違った方向に何か月も進む方がもったいないです。

ただ、

質問する前に、

ほんの少しだけ自分で考える。

これを入れてみてほしいです。

たとえば、

「どうすればいいですか?」

と送る前に、

一度だけ、

「私はどう思う?」

と自分に聞いてみる。

それだけでいいです。

答えが合っていなくても大丈夫です。

むしろ、

間違っていてもいい。

「私はこう思ったんですが、合っていますか?」

と聞けばいいんです。

ここで大事なのは、

正しい答えを出すことではありません。

自分なりに考える癖をつけること

です。

初心者のうちは、

考えてもわからないことがたくさんあります。

それで普通です。

でも、

考える。

聞く。

修正する。

また考える。

この繰り返しをしていると、

少しずつ判断できる範囲が広がっていきます。

私は、成長していく過程というのは、

一気に強くなることではないと思っています。

一個知る。

一個やる。

一個気づく。

また次に進む。

この積み重ねです。

だから、

良いサポートを受けるというのは、

ずっと手を引いてもらうことではありません。

最初は手を引いてもらう。

でも少しずつ、

自分で考える時間を増やす。

わからなければ質問する。

また一人でやってみる。

この往復をしながら、

最終的には自分で判断できるようになっていく。

私は、

これが本当の意味で「サポートを活用する」ということだと思っています。

そして、

この自分で考えて、

過去に学んだことと結びつけて、

必要な部分を取り出して使う力。

私はこの能力を、

次の章で

「トレース能力」

としてもう少し具体的に説明していきます。

単純に人の真似をすることではありません。

成果を出している人が、

何を見て、

どう考えて、

どう判断しているのか。

そこを自分の中に取り込んでいく力です。

第3章では、

この「トレース能力」が具体的にどういうものなのか、

そしてなぜ成長速度に大きな差を生むのかを掘り下げていきます。

第3章 成果が出る人の「トレース能力」とは何か

ここまで、

成果が出る人は、ただたくさん教えてもらっているわけではない。

すでに教えてもらったことに戻ったり、自分で一度考えてから質問したりしながら、少しずつ自分で判断できる範囲を増やしている。

というお話をしてきました。

私は、この成長の速さに関係しているもののひとつが、

「トレース能力」

だと思っています。

ただ、

ここでいうトレース能力については、少し誤解されやすいので、最初に意味を整理しておきたいです。

「トレース」と聞くと、

成功している人の投稿を真似する。

売れている人の商品を真似する。

伸びている人と同じことをする。

そんなイメージを持つ方もいるかもしれません。

もちろん、最初は「真似する」ことも大切です。

何も知らない状態で、いきなり自分だけのオリジナルを作ろうとしても難しいですからね。

ただ、

私がここで言っているトレース能力は、

表面に見えている行動を、そのままコピーする能力ではありません。

その人が、

なぜこの行動をしたのか。

何を見て、そう判断したのか。

なぜこの言葉を選んだのか。

なぜこの順番で伝えたのか。

そういった、

成果を生み出している人の「思考」や「判断基準」を拾って、自分の状況に置き換える力。

これを私は、トレース能力だと考えています。

表面的な「真似」と、思考をトレースすることは全然違う

たとえば、

あなたが参考にしている発信者が、

毎日3投稿していたとします。

その人を見て、

「成功している人が毎日3投稿している。じゃあ私も毎日3投稿しよう」

と考える。

これも、最初の一歩としては悪くありません。

何もやらないより、まずやってみた方がいいです。

ただ、

これだけだと「行動」を真似しているだけなんですよね。

もう一段深くトレースするのであれば、

「なぜこの人は3投稿しているんだろう?」

と考えます。

認知を増やすためなのか。

それぞれ違うターゲットに届けるためなのか。

朝・昼・夜で役割を変えているのか。

反応を見ながら、どのテーマが刺さるのかリサーチしているのか。

そこまで見ていく。

すると、

単純な

「3投稿する」

という行動の裏側に、

その人なりの目的や判断基準があることがわかってきます。

そして、

ここまで理解できると、

必ずしも自分まで3投稿する必要がないことにも気づけます。

その人には3投稿が必要だった。

でも、

今の自分の目的を達成するのであれば、1投稿を丁寧に作った方がいいかもしれない。

あるいは、

投稿数を増やすよりも、まず誰に向けて発信するのかを決めた方がいいかもしれない。

ここまで考えられるようになると、

もう単なる「真似」ではありません。

相手の思考を借りながら、自分で判断している状態

になっています。

私は、ここがすごく大事だと思っています。

ライティングでも同じです。

「この人の文章、読みやすいな」

と思ったときに、

文章そのものを真似するだけではなく、

「なんで私は、この文章を読みやすいと思ったんだろう?」

と考える。

冒頭に具体例があるからなのか。

難しい話の前に、身近なたとえ話を入れているからなのか。

結論を先に教えてくれているからなのか。

読者が疑問に思いそうなことを、先回りして説明しているからなのか。

そうやって分解していくと、

表面的な言葉ではなく、

文章を作っている構造

が少しずつ見えるようになります。

そして、その構造なら、

自分の発信にも使えるようになります。

伸びる人は「何を言っているか」だけでなく「なぜそうしているか」を見ている

私が、

「この人、吸収するのが速いな」

と思う方には、

この視点があります。

教えたことを、そのまま覚えるだけではないんです。

「なんでそうするんですか?」

「前に言っていた○○とは、どう違うんですか?」

「この場合は、あの考え方を使うということですか?」

と、

情報同士をつなげようとする。

これは、

ただ質問が多いという話ではありません。

むしろ、

教わったことの背景にある考え方を理解しようとしている

んです。

たとえば私が、

「この文章には、最初に具体例を入れた方がいいですよ」

と伝えたとします。

そこで、

「わかりました。具体例を入れます」

で終わることもできます。

でも、

トレース能力が高い人は、

「なんで今回は最初に具体例を入れるんだろう?」

まで考えます。

今回の読者は初心者だから、

いきなり抽象的な話をしてもイメージできないのかもしれない。

だから、

まず読者が経験したことのあるシチュエーションを見せて、

「これは自分の話だ」

と思ってもらってから説明するんじゃないか。

ここまで理解できたら、

次に別の文章を書くときにも使えますよね。

「今回も初心者向けだから、まず具体例から入った方がわかりやすいかもしれない」

と、自分で判断できるようになるからです。

私自身、コンテンツを作るときには、ただ情報を並べるのではなく、

なぜ今これを伝えるのか。

どういう根拠があるのか。

具体的にはどういうことなのか。

実践するとしたら何をすればいいのか。

そこまで落とし込むことを大切にしています。

なぜなら、

読者にとって大切なのは、

「知ったこと」ではなく、

自分でも使える状態になること

だからです。

学ぶ側も同じです。

「こうしてください」

だけを覚えるより、

「なぜ、こうするのか」

まで理解する。

この癖をつけるだけでも、

ひとつの教材から吸収できる情報量はかなり変わってきます。

教材や発信は「答え」ではなく「判断基準」を探しながら読む

では、

トレース能力を高めるためには、具体的にどうすればいいのでしょうか。

私はまず、

教材や発信を見るときの視点を少し変えてみてほしいです。

ただ、

「何が書いてあるんだろう?」

と読むのではなく、

「この人は、なぜこう考えたんだろう?」

という視点をひとつ追加してみる。

たとえば、

あなたが発信を勉強していて、

参考にしている人のnoteを読んだとします。

普通に読むと、

「なるほど、勉強になった」

で終わります。

でも、

そこで一度止まってみる。

「なんで、このタイトルにしたんだろう?」

「なんで、最初にこの体験談を出したんだろう?」

「なんで、ここで具体例を入れたんだろう?」

「なんで、最後にこの行動を促しているんだろう?」

こんなふうに見ていく。

最初は、正解なんてわからなくてもいいです。

「初心者にもわかりやすくするためかな?」

「続きを読みたくなるようにしてるのかな?」

「読者に自分事だと思ってもらうためかな?」

自分なりに仮説を立てるだけでもいいんです。

そして、

その人の別の記事も読んでみる。

すると、

「あ、この人はいつも最初に読者の悩みを出しているな」

とか、

「難しいことを説明するときは、必ず身近な具体例を入れているな」

とか、

繰り返し使われている考え方が見えてくることがあります。

ここまで来ると、

一つの記事を読んでいるだけではなく、

その人が普段どう考えているのかを学び始めています。

これは文章だけではありません。

商品を出すタイミング。

発信するテーマ。

お客さんへの伝え方。

質問への回答。

失敗したときの修正方法。

そういうところにも、

その人の判断基準は出ます。

だから私は、

本当に誰かから学びたいのであれば、

教材だけを見るのではなく、

その人の普段の発信まで見ることには意味があると思っています。

無料だから価値が低い。

有料だから価値が高い。

そんな単純な話ではありません。

日々の発信の中には、

その人が普段何を見て、

何を大切にして、

どう判断しているのかが、

意外とたくさん出ています。

だから、

毎日の発信を読んでいる人が成長しやすいのも、

単純にインプット量が多いからだけではないと思っています。

何度も同じ人の考え方に触れることで、

少しずつ

「この人だったら、こう考えるんじゃないかな」

がわかるようになっていく。

私は、

ここまでいくとかなり強いと思います。

最終的にトレースするのは「答え」ではなく「答えの出し方」

トレース能力について、

一番伝えたいことがあります。

それは、

答えそのものをトレースすることをゴールにしない

ということです。

たとえば、

先生に

「今回はAにしてください」

と言われた。

そこで、

「Aが正解なんだ」

と覚えるだけでは、

次にBとCで迷ったときに、また先生が必要になります。

でも、

「なぜ今回はAなんだろう?」

まで理解できたらどうでしょう。

今回のターゲットは初心者だから。

今は認知を取る段階だから。

商品の特徴より、まず必要性を理解してもらう段階だから。

そういった判断の背景がわかれば、

次に違う問題が出てきたときにも、

その考え方を使える可能性があります。

つまり、

教えてもらった答えを覚えるのではなく、

その人が答えにたどり着くまでに使った考え方を覚える。

私はこれが、

トレースの本質だと思っています。

「成功している人の真似をしましょう」

という話を聞くと、

表面的なところばかり真似してしまうことがあります。

同じ投稿数にする。

同じSNSを使う。

似たタイトルをつける。

似た商品を作る。

でも、

状況が違えば、

正しい行動も変わります。

相手には相手のターゲットがいる。

相手には相手の商品がある。

相手には相手の経験値がある。

だから、

行動だけをコピーしても、

自分には合わないことがあります。

一方で、

「なぜその行動を選んだのか」

という判断基準まで理解できれば、

自分の状況に合わせて形を変えられます。

これができるようになると、

先生とまったく同じことをしなくても、

先生から学んだ考え方を使って、

自分なりの答えを出せるようになります。

私は、

これが「自走する」ということだと思っています。

何でも一人でできるようになることではありません。

わからないことがあれば、人に聞いてもいい。

新しいことなら、教えてもらえばいい。

でも、

教えてもらったことを、

その場限りの答えとして消費しない。

「なぜ?」

まで一緒に持ち帰る。

そして次に似た問題が起きたとき、

一度、

「あの人だったら、ここで何を見るだろう?」

と考えてみる。

最初は全然わからなくても大丈夫です。

何度も繰り返していくうちに、

少しずつ判断基準が自分の中に蓄積されていきます。

そしてあるとき、

以前だったらすぐ質問していたことに対して、

「あ、これはたぶんこう考えればいいんだ」

と、自分で答えを出せる瞬間が出てきます。

私は、

そこがひとつの大きな成長だと思っています。

だから、

成果が出ている人を見つけたとき、

「何をしているんだろう?」

だけで終わらせないでください。

その一歩奥にある、

「なぜ、この人はそれをしているんだろう?」

まで見てみる。

答えではなく、

答えの出し方を見る。

行動ではなく、

行動を選んだ判断基準を見る。

これができるようになると、

同じnote、

同じ教材、

同じサポートからでも、

受け取れるものは大きく変わっていきます。

そして実は、

私自身も誰かから教わっていたとき、

今振り返ると、これに近いことをずっとやっていました。

特別に

「トレース能力を身につけよう」

なんて考えていたわけではありません。

ただ、

結果を出したかったから、

その人の投稿を毎日読んで、

講座の内容も何度も読み返していました。

次の章では、

私自身が「教わる側」だったとき、実際にどんな学び方をしていたのか。

そして、

なぜ一度読んだ教材や発信を何度も読み返していたのか。

私自身の経験を交えながらお話していきます。

第4章 私も「一度教わっただけ」で理解できていたわけではない

ここまで、

成長が速い人は、教えてもらった答えだけではなく、その人の思考や判断基準までトレースしている。

という話をしてきました。

こういう話をすると、

もしかすると、

「もともと頭がいい人だからできるんじゃないですか?」

「私は一回聞いただけだと、そこまで理解できません」

と思う方もいるかもしれません。

でも、

私自身もそうでした。

私も最初から、

一回聞いただけで全部理解できていたわけではありません。

むしろ、

一回ではわからないから、

何度も読んでいました。

教えてもらったことを忘れることもある。

そのときは理解したつもりでも、実際にやってみるとうまくできない。

「あれ、これどういうことだったっけ?」

となることもある。

だから私は、

その人の投稿を毎日のように読んでいました。

講座の中身も、一回見て終わりではなく、何度も読み返していました。

今振り返ると、

この「何度も戻る」という行動が、すごく大きかったんじゃないかなと思っています。

私は「一回読んだから知ってる」とは考えていなかった

私が誰かから学んでいたとき、

その人の投稿はかなり読んでいました。

毎日発信しているなら、毎日見る。

講座の中で教えてもらったことも、

「一回読んだから終わり」

にはしていませんでした。

別に、

「毎日必ず勉強しなきゃ」

と自分に厳しいルールを課していたわけではありません。

もっと単純です。

結果を出したかったからです。

結果を出したくて、

その人から教わっている。

だったら、

その人が何を考えているのか、

どういう基準で判断しているのか、

少しでも理解したかった。

だから、

講座の教材だけではなく、

普段の投稿も読む。

「あ、これ前にも似たようなこと言ってたな」

と思ったら、

以前の内容を思い出す。

講座で見たことが出てきたら、

また講座に戻る。

そういうことを繰り返していました。

でも、

ここでひとつ大事なのは、

「たくさん読むこと」自体が目的ではなかった

ということです。

毎日投稿を読んだから偉い。

講座を5周したから偉い。

そういう話ではありません。

勉強って、

読んだ回数を競うものではないですからね。

10回読んで何も使わないなら、

1回読んで実践した人の方が、ずっと先に進むことだってあります。

大事なのは、

その人の情報に何度も触れていく中で、

バラバラだった知識が少しずつつながっていくことなんです。

最初は、

「ターゲットが大事」

と聞いても、

「そうなんだ」

くらいしかわからない。

次に、

「相手が欲しい未来を考えよう」

と教えてもらう。

また別の日には、

「相手が今どんな状況にいるかを考えよう」

と教えてもらう。

最初は、

それぞれ別の知識に見えるかもしれません。

でも、

何度もその人の発信や教材に触れていると、

「あ、これ全部つながっているんだ」

とわかる瞬間があります。

ターゲットを決めるのも、

相手が欲しい未来を考えるのも、

相手の今の状況を考えるのも、

結局は、

目の前のお客さんを理解するために必要なことなんだ

とつながる。

こうなると、

「ターゲットを設定してください」

と言われたからターゲットを設定するのではなく、

「この人に伝えるためには、この人のことを理解しないと書けないよね」

と、自分で考えられるようになります。

私は、

この状態になるまでには、

やっぱりある程度の反復が必要だと思っています。

同じ教材でも、読むタイミングによって理解できることが変わる

私が教材を何度も読み返していた理由は、もうひとつあります。

それは、

同じ教材でも、自分の経験値によって見え方が変わるからです。

これは、

今まで何かを本気で勉強したことがある方なら、経験があるかもしれません。

最初に読んだときは、

よくわからなかった。

あるいは、

「当たり前のことが書いてあるな」

と思った。

でも、

自分で実践して、

うまくいかなかったあとにもう一度読むと、

急に意味がわかる。

「あ、これってそういう意味だったのか」

となることがあります。

たとえば、

最初に

「お客さんの気持ちを考えましょう」

と言われたとします。

初心者のときって、

これだけではあまりピンと来ないことがあります。

「考えてますけど」

と思うかもしれません。

私も、こういう言葉って、

知識だけで聞いているとすごく簡単に見えると思うんです。

でも、

実際に商品を作ってみる。

売ってみる。

思ったより売れない。

発信しても反応がない。

そこで初めて、

「私が考えていた『お客さんの気持ち』って、本当にお客さんの気持ちだったのかな?」

という疑問が出てくる。

その状態でもう一度、

「お客さんの気持ちを考えましょう」

という話を読む。

すると、

最初とは全然違う読み方ができるんです。

お客さんは今、何に困っているんだろう。

本当はどうなりたいんだろう。

本人が口では言わないけれど、心の中では何を望んでいるんだろう。

どんな状況でこの商品を見るんだろう。

そんなところまで考えるようになる。

ビジネスでは、表面的な言葉だけではなく、その人が置かれている状況や、その奥にある感情まで見ていくことが重要です。

同じ「欲しい」という言葉でも、誰が、どんな状況で、なぜ欲しいのかによって意味は変わります。

だから、ターゲットやその人の置かれている状況を具体的に考える必要があります。

でも、

こういうことって、

最初から全部わかるわけではありません。

実際にやって、

失敗したからわかることがあります。

だから私は、

教材は「一回で全部覚えるもの」というより、経験するたびに戻ってくる場所

くらいに考えてもいいと思っています。

一回目は、全体を知るために読む。

実践する。

わからないことが出てくる。

二回目は、その疑問を持った状態で読む。

また実践する。

さらに別の疑問が出てくる。

そこで三回目を読む。

こうやって、

自分の経験が増えるたびに、

同じ文章から拾えるものも増えていきます。

だから、

「前に読んだけど、よくわからなかった」

という教材があったとしても、

それだけで

「この教材は役に立たなかった」

と決めてしまうのは、少しもったいないことがあります。

今の自分なら、

前とは違うものが見えるかもしれません。

「わかったつもり」と「自分で使える」の間には大きな差がある

勉強していると、

「わかった」

という感覚が出てきます。

説明を読んで、

意味は理解できた。

具体例を見て、

「なるほどね」

と思った。

ここまでは比較的簡単です。

でも、

ビジネスで必要なのは、

その次です。

自分の場合はどうするのか。

ここまで落とし込めるかどうかです。

たとえば、

「読者のベネフィットを伝えましょう」

ということを勉強したとします。

意味もわかった。

具体例も見た。

だから、

「ベネフィットって、商品の特徴ではなく、それによって得られる未来ですよね」

と説明できる。

ここまでは理解できています。

でも、

「じゃあ、あなたの商品を買う人が本当に欲しいものは何ですか?」

と聞かれたときに、

答えられないことがあります。

これって、

知識としてはわかっているけれど、

まだ自分では使えていない状態なんですよね。

私は、

ここにかなり大きな差があると思っています。

知っている。

説明できる。

使える。

さらに、

状況に合わせて応用できる。

同じ「理解している」でも、

実は段階があります。

だから、

一回読んで、

「知ってる内容だった」

で終わらせない方がいい。

むしろ、

知っている内容が出てきたときほど、

「じゃあ私は、これを実際に使えている?」

と考えてみる。

これだけでも、

学び方がかなり変わります。

コンテンツを提供する側も、本来はただ知識を伝えるだけでは足りません。

読者が実際に使えるように、具体例を出したり、手順を見せたり、「自分の場合ならどうするか」をイメージできるところまで落とし込む必要があります。

ただ、

どれだけ提供側が丁寧に作ったとしても、

最後に実際にやってみるのは本人です。

ここだけは、

誰にも代わってもらえません。

だから、

「わかった」

で終わらず、

一回使ってみる。

うまくいかなければ、

また教材に戻る。

そして、

「私はどこを勘違いしていたんだろう」

と確認する。

私はこの繰り返しが、

知識を本当の意味で自分のものにしていく方法だと思っています。

教えてくれる人の「頭の中」が少しずつわかるようになる

そして、

同じ人の発信を読み続けたり、

教材を何度も見返したりしていると、

もうひとつ面白い変化が起きます。

少しずつ、

「この人なら、たぶんこう考えるだろうな」

がわかるようになってくるんです。

何か問題が起きたとき、

以前だったらすぐに、

「どうしたらいいですか?」

と聞いていた。

でも、

何度もその人の考え方に触れていると、

質問する前に、

「あの人だったら、まずここを確認するかもしれない」

と考えられるようになる。

たとえば、

商品が売れなかった。

そこで、

「新しい商品を作った方がいいですか?」

とすぐ聞くのではなく、

「いや、まず商品そのものより、誰に売っていたのかを確認するかもしれない」

と思える。

あるいは、

「そもそも商品の価値が伝わっていたのかを見るかもしれない」

と考えられる。

もちろん、

最初は外れることもあります。

「私はこうだと思いました」

と伝えたら、

「今回はそこじゃないよ」

と言われることもあります。

でも、

それでいいんです。

そこで、

「今回はなぜ違うんだろう」

をまた教えてもらう。

すると、

判断基準がひとつ増えます。

私は、

この繰り返しによって、

少しずつ相手の思考をトレースできるようになっていくんだと思っています。

そして、

これって最終的には、

その人のコピーになるためにやるわけではありません。

むしろ逆です。

最初は、

経験者の思考を借りる。

「この人だったらどう考えるだろう」

と考える。

何度も繰り返す。

すると、

少しずつ自分自身の経験も増えていく。

やがて、

「この人だったらどうする?」

ではなく、

「私は、この状況ならこうする」

と判断できるようになる。

ここまで来たら、

もうただ真似しているだけではありません。

教えてもらった判断基準と、

自分自身の経験が混ざって、

自分なりの考え方になり始めています。

私は、

人から学ぶって、

本来こういうことなんじゃないかなと思っています。

答えをたくさんもらって、

その通りに動き続けることではない。

教えてもらったことを使って、

失敗して、

戻って、

もう一度理解して、

また使ってみる。

その中で、

少しずつ自分で判断できることを増やしていく。

私自身も、

最初から全部わかっていたわけではありません。

毎日その人の投稿を読む。

講座の内容を何度も読み返す。

実践する。

わからなくなったら戻る。

また読む。

今振り返ると、

特別なことをしていたというより、

これを繰り返していただけだったと思います。

だから、

今まだ、

「教えてもらっても、なかなか自分で判断できない」

という方も、

焦らなくて大丈夫です。

一回で全部理解しようとしなくていい。

まず一個教わる。

一個やってみる。

わからなかったら戻る。

また一個気づく。

そこからで十分です。

大切なのは、

教わったことを、その場だけの情報として終わらせないこと。

そして、

少しずつ、

自分で考えられる範囲を広げていくことです。

では、

具体的に何をすれば、

こういう学び方ができるようになるのでしょうか。

「考え方はわかったけど、明日から何をしたらいいの?」

という方もいると思います。

次の第5章では、

トレース能力を高めるために、今日からできる具体的な学び方

を、初心者の方でも実践できる形にして紹介していきます。

第5章 トレース能力を高めるために今日からできる5つのこと

ここまで読んで、

「トレース能力が大事なのはわかった」

「答えだけではなく、考え方まで学んだ方がいいのもわかった」

でも、

「具体的に何をすればいいんだろう?」

と思っている方もいるかもしれません。

特に初心者のうちは、

「思考をトレースしましょう」

と言われても、

その「思考」が見えないんですよね。

だから難しいんです。

成果を出している人が、

なぜその発信をしたのか。

なぜその商品を作ったのか。

なぜその言葉を選んだのか。

経験がある人なら、

ある程度推測できます。

でも、

まだ経験が少ない段階では、

そもそも何に注目したらいいのかがわからない。

だから最初から、

「成功者の思考を完璧に読み取ろう」

なんて思わなくて大丈夫です。

もっと簡単なところから始めればいいです。

私がおすすめしたいのは、

「教えてもらったことを、その場限りで終わらせない習慣」を作ること。

そのために、

今日からできることを5つ紹介します。

1.新しい情報を探す前に「すでに教わっていないか」を確認する

まず、

何かわからないことが出てきたとき。

いきなり新しい答えを探す前に、

一度だけ、

「これ、前にどこかで教わってなかったっけ?」

と考えてみてください。

これだけです。

たとえば、

発信の反応が悪い。

商品が売れない。

文章が書けない。

何を発信すればいいかわからない。

そんな悩みが出てきたときに、

すぐ新しい教材を探したり、

新しいYouTube動画を見たり、

先生に

「どうしたらいいですか?」

と聞いたりする前に、

一回だけ過去に戻ってみる。

以前読んだnote。

登録しているメルマガ。

買った教材。

講座の動画。

自分で取ったメモ。

先生から以前もらった回答。

こういったものを確認します。

ここで重要なのは、

全部を最初から読み直すことではありません。

今の自分の悩みに関係しそうなものを探せばいいんです。

たとえば、

「発信しているけど反応がない」

のであれば、

過去の教材の中から、

ターゲット。

発信。

リサーチ。

文章。

こういったキーワードに関係する部分を探してみる。

すると、

「あ、これ前に教えてもらってた」

ということが結構あります。

でも、

以前読んだときには、

まだ自分がその問題にぶつかっていなかった。

だから、

重要性がわからなかった。

読み飛ばしていた。

あるいは、

「なるほど」

と思ったけれど、

実践しないまま忘れていた。

これは普通にあります。

人って、

必要になった瞬間に初めて、

その情報の価値がわかることがあるんです。

だから、

過去のコンテンツに戻ることは、

「同じことをもう一回勉強している」

のではありません。

今の自分の経験を持った状態で、もう一度学び直している。

私は、そう考えています。

コンテンツは、読者が自分の状況に当てはめて使えるところまでいって初めて、本当の意味で価値が出てきます。

だから、

新しい答えを探す前に、

一回だけ過去に戻る。

これを習慣にするだけでも、

かなり変わります。

そして何より、

すでにお金を払って買った教材があるのに、

使い切らないまま次の教材を買い続けるのは、

普通にもったいないです。

新しい教材を買うことが悪いわけではありません。

ただ、

今必要な答えがすでに手元にあるなら、

まずそれを使った方が早いですよね。

2.質問する前に「私はどう思う?」を一回だけ入れる

次にやってほしいのが、

質問する前に、

一回だけ自分の考えを出してみることです。

これは第2章でも少し触れましたが、

トレース能力を高めるうえで、かなり大切です。

たとえば、

先生に

「このタイトル、どうしたらいいですか?」

と聞きたくなったとします。

そのまま質問してもいいんですが、

送信する前に一回だけ、

「私はどう思う?」

と考えてみる。

そして、

できれば、

自分なりの答えをひとつ出してみてください。

たとえば、

「私はAのタイトルがいいと思っています。今回の読者は初心者なので、専門用語を使うより、悩みがそのまま伝わるタイトルの方がクリックしやすいと思ったからです。どうでしょうか?」

こんな感じです。

正解じゃなくていいです。

ここ、

本当に大事です。

初心者のうちは、

間違えて当たり前です。

そもそも正しく判断できるなら、

教えてもらう必要がありません。

だから、

「間違ったことを言ったら恥ずかしい」

と思わなくて大丈夫です。

むしろ、

自分の考えを出した方が、

どこでズレたのかを教えてもらえます。

たとえば先生から、

「初心者向けという考え方は合っています。ただ、今回は検索から来る人が対象なので、もう少し検索する言葉をタイトルに入れた方がいいです」

と言われたとします。

すると、

ただ

「Aにしてください」

と言われるよりも、

ずっと学べますよね。

自分が合っていた部分。

足りなかった視点。

先生が追加した判断基準。

これが全部わかります。

そして次にタイトルを考えるとき、

「初心者にわかりやすいか」だけではなく、

「この人はどこから来るのか」

という視点まで持てるようになります。

これが、

判断基準が増えるということです。

だから私は、

質問しない人が偉いとは思っていません。

わからないなら、

ちゃんと聞いた方がいいです。

でも、

答えをもらうためだけに質問するのではなく、自分の考えを修正するために質問する。

この感覚を持ってみてください。

質問の価値が一気に変わります。

3.「何をしているか」より「なぜしているか」を見る

次は、

普段から参考にしている人の発信を見るときです。

ここでも、

少しだけ見方を変えてみてください。

たとえば、

あなたが参考にしている人が、

こんなタイトルの記事を書いていたとします。

「初心者が発信を毎日続けても売れない3つの理由」

普通なら、

その記事を読んで、

「なるほど」

「勉強になった」

で終わります。

でも、

トレースの練習をするなら、

内容だけではなく、

その人の「選択」を見てみます。

なぜ、

「発信で売れる方法」

ではなく、

「毎日続けても売れない理由」

という切り口にしたんだろう。

なぜ、

「初心者」

と対象を限定したんだろう。

なぜ、

最初にノウハウではなく、

読者が経験していそうな失敗を出したんだろう。

なぜ、

この具体例を選んだんだろう。

こういうことを考えてみるんです。

正解はわからなくても大丈夫です。

「毎日投稿しているのに売れない人なら、自分のことだと思って読みたくなるからかな」

くらいでいい。

この「なぜ?」を一個入れる。

それだけでも、

ただ情報を受け取る読み方から、

作り手の意図を考える読み方に変わります。

私自身、文章やコンテンツでは、ただ知識を並べればいいとは考えていません。

誰に伝えるのか。

その人は今どんな状況なのか。

何を望んでいるのか。

その人が理解しやすい具体例は何なのか。

そういうことを考えながら作ります。

だから、

誰かの文章を参考にするときも、

言葉だけを真似するより、

その裏側にある

「誰に、何を、なぜ、この順番で伝えているのか」

を考えてみる。

これを繰り返すと、

少しずつ見えるものが増えてきます。

4.教わったことを「自分の場合」に置き換えて一度使ってみる

そして、

ここがかなり大切です。

学んだら、

できるだけ早く一回使ってみてください。

なぜなら、

使わないと、

自分が本当に理解できているのかがわからないからです。

たとえば、

「具体例を使うと、読者に伝わりやすくなります」

と教わった。

読んだ瞬間は、

「確かに」

と思います。

でも、

実際に自分の文章に具体例を入れようとすると、

「あれ、どんな具体例を入れればいいんだろう?」

となる。

ここで初めて、

自分がわかっていなかった部分が見えます。

さらに、

具体例なら何でもいいわけではありません。

20代の会社員に向けた文章なのに、

70代の経営者にしかわからないような具体例を出しても、

自分事にはなりにくいですよね。

だから、

「具体例を入れる」

という知識だけでは足りない。

「そのターゲットが実際に経験していそうな具体例を選ぶ」

というところまで必要になります。

読者が経験したことのある場面を具体例にすると、

「これ、私のことだ」

と感じてもらいやすくなります。

そして、

自分に向けて作られている感覚が生まれると、

コンテンツに対する満足度も上がります。

でも、

こういう細かいところって、

実際にやってみないと気づきにくいんです。

だから、

学んだら一回使う。

うまくいかなかったら、

また戻る。

「具体例を入れればいいと思っていたけど、具体例の選び方まで考えないといけなかったんだ」

と気づく。

そして、

もう一回やる。

私は、

この

学ぶ→使う→わからなくなる→戻る→もう一回使う

という流れを、

すごく大事にしています。

最初から上手にできる必要はありません。

むしろ、

最初からできないからこそ、

やってみる意味があります。

5.一日の終わりに「今日ひとつ何を盗めたか」を考える

最後は、

すごく簡単です。

その日、

誰かの発信を読んだ。

教材を見た。

先生に質問した。

講座を受けた。

そういう日には、

最後に一個だけ、

自分に聞いてみてください。

「今日、この人から何をひとつ盗めた?」

もちろん、

文章を盗用するとか、

商品をそのまま真似するとか、

そういう意味ではありません。

盗むのは、

考え方です。

たとえば、

「この人、質問されたときにすぐ答えを言わず、まず相手の状況を聞いていたな」

と気づいた。

だったら、

「アドバイスするときは、答える前に相手の状況を確認する」

という判断基準をひとつ持ち帰る。

あるいは、

「この人、難しい説明のあとには必ず具体例を入れているな」

と気づいた。

だったら、

「抽象的な説明をしたら、そのあとに具体例を入れる」

をひとつ持ち帰る。

これでいいんです。

一日一個でいい。

むしろ、

一気に10個も20個も覚えようとしなくていいです。

私は、初心者の方が成長していくときには、一度に大量のことを求めるより、

一つ教える。

一つ経験する。

一つ気づく。

この積み重ねの方が大切だと考えています。

だから、

「今日の教材を全部覚えなきゃ」

ではなく、

「今日はこれを一個持って帰ろう」

くらいで大丈夫です。

そして、

次の日に使ってみる。

また別の日に、

もう一個持って帰る。

これを繰り返していると、

最初は借り物だった判断基準が、

少しずつ自分の中にたまっていきます。

たとえば、

最初は文章を書くたびに、

「これで合っていますか?」

と聞いていた人が、

数か月後には、

「今回は初心者向けだから具体例から入ろう」

「この話は抽象的だから、もう少し分解しよう」

「この商品は機能より、買ったあとどうなるかを見せた方がいいな」

と、

自分で判断できるようになる。

これが、

私が思う成長です。

全部覚えることではありません。

誰にも聞かなくなることでもありません。

教えてもらったことを使いながら、自分で判断できる範囲が少しずつ広がっていくこと。

これです。

だから、

もし今、

「私はまだ一人では何もできない」

と思っていたとしても、

いきなり一人で全部できるようになろうとしなくて大丈夫です。

今日、

ひとつだけ自分で考えてみる。

質問する前に、

一回だけ過去の教材を探してみる。

参考にしている人の投稿を見て、

「なぜこの人はこうしたんだろう?」

と一個だけ考えてみる。

そして、

学んだことを一個だけ使ってみる。

まずは、

それで十分です。

大きな差って、

最初から大きな行動をしたから生まれるとは限りません。

こういう小さな学び方の違いが、

半年後、

1年後に、

大きな差になって現れることがあります。

同じ教材を持っている。

同じサポートを受けている。

同じ人から教わっている。

それでも、

一方は少しずつ自分で判断できるようになり、

もう一方はずっと

「次は何をしたらいいですか?」

と聞き続ける。

その差を作っているもののひとつが、

私は、

教わった情報をどう扱っているか

だと思っています。

新しい答えをもらって終わるのか。

そこから、

「なぜ?」

まで持ち帰るのか。

そして、

自分の場合に置き換えて使ってみるのか。

特別な才能がなくても、

ここは今日から変えられます。

次は最後のまとめ章で、

ここまでの内容を整理しながら、

「成果が出る人は、答えではなく思考を持ち帰っている」

という今回の記事で一番伝えたかったことを、もう一度まとめていきます。

まとめ 成果が出る人は「答え」ではなく「考え方」を持ち帰っている

ここまで、

同じ教材を使っていても、

同じ講座を受けていても、

同じ人からサポートを受けていても、

成長速度には差が出る。

その理由のひとつとして、

私が考えている「トレース能力」についてお話してきました。

ここまで読むと、

もしかすると、

「もっとちゃんと勉強しないといけないな」

と思った方もいるかもしれません。

でも、

私は別に、

「毎日何時間も勉強してください」

と言いたいわけではありません。

先生の発信を全部読んで、

教材を全部暗記して、

一度教えてもらったことは二度と質問しない。

そんなことを求めているわけでもありません。

むしろ、

そんな勉強の仕方をしたら、

しんどくなって続かない人の方が多いと思います。

私が今回、一番伝えたかったのはもっとシンプルです。

教えてもらった答えを、その場だけで消費しないでほしい。

ということです。

成長が速い人は、特別に頭がいいわけではない

私がこれまで人と関わってきて、

「この人、伸びるのが速いな」

と感じる人は、

必ずしも最初から知識が豊富だったわけではありません。

最初は普通にわからない。

質問もする。

間違えることもある。

教えてもらったことを忘れることだってあります。

でも、

何かにつまずいたときに、

「あれ、これって前に教えてもらったことと関係あるかも」

と考えられる。

過去の教材に戻ってみる。

以前読んだnoteを探してみる。

昔届いたメルマガを読み返してみる。

そして、

「あ、今ならこれの意味がわかる」

と気づく。

この動きが速いんです。

私のnoteを普段から読んでくださっている方でも、

私が何かを伝えたときに、

「あ、それって前のnoteに書いてあったことですよね」

とすぐにつながる方がいます。

さらに、

「もう一回読んでみます」

と、自分から戻っていく。

私は、

こういう姿勢ってすごく強いと思っています。

なぜなら、

私から新しい答えをひとつ受け取っただけではなく、

過去に学んだことまで一緒につなぎ直しているからです。

一方で、

何か問題が起きるたびに、

「これはどうすればいいですか?」

「次は何をすればいいですか?」

と毎回答えをもらって終わると、

その瞬間の問題は解決できても、

次に似た問題が起きたとき、

また同じように誰かの答えが必要になります。

ここに、

少しずつ差が生まれていきます。

だから私は、

成長が速い人と遅い人の違いを、

単純に

「やる気がある、ない」

「努力している、していない」

だけでは見ていません。

学んだ情報を、

どう扱っているか。

ここにも大きな違いがあると思っています。

一度で理解できなくてもいい。大事なのは「戻れること」

今回の記事で、

初心者の方に特に伝えておきたいことがあります。

それは、

一回で理解できなくても全然おかしくない

ということです。

私だって、

一度読んだだけですべて理解できていたわけではありません。

だから、

何度も読みました。

その人の投稿も普段から読んでいましたし、

講座の内容も何度も読み返していました。

一回目ではわからなかったことが、

実際に自分でやったあとに読むと、

「あ、これか」

とわかることがあります。

これって、

かなり普通のことだと思います。

まだ経験したことがない状態で、

経験者の言っていることを100%理解するのは難しいです。

だから、

一回目は

「そういうものがあるんだ」

くらいでもいい。

そのあと実践する。

失敗する。

わからなくなる。

そこで戻る。

すると、

前に読んだときとは違うものが見えてくる。

この繰り返しです。

私は、学ぶ人が成長していくためには、知識を与えられるだけではなく、自分で実践し、その中で気づく過程が必要だと考えています。

一度にすべてを理解する必要はありません。

一つ教わる。

一つやってみる。

そこから一つ気づく。

そして次へ進む。

この積み重ねでいいんです。

だから、

「前に教えてもらったのに、またわからなくなった」

と落ち込む必要はありません。

忘れたら戻ればいい。

わからなかったら、

もう一回読めばいい。

私はむしろ、

必要なときに戻れることも、ひとつの学ぶ力

だと思っています。

「何をすればいい?」から「私はこう思う」に少しずつ変えていく

そして、

もし今、

誰かの講座やサポートを受けているのであれば、

明日から少しだけ意識してみてほしいことがあります。

質問するときに、

いきなり

「どうしたらいいですか?」

と聞くのではなく、

その前に一回だけ、

「私はどう思う?」

と考えてみてください。

難しく考えなくて大丈夫です。

「たぶんAだと思う」

くらいでいいです。

そして、

できるのであれば、

なぜAだと思ったのかも考えてみる。

そのうえで、

「私はこう思ったんですが、どうでしょうか?」

と質問する。

最初は、

全然違うことを言われるかもしれません。

それでいいんです。

むしろ、

そこから学べます。

自分はAだと思った。

経験者はBだと判断した。

じゃあ、

何が違ったんだろう。

自分には、

どの視点が足りなかったんだろう。

ここを確認する。

すると、

ただBという答えを教えてもらうより、

ずっと多くのものを持ち帰れます。

「今回はBが正解」

ではなく、

「こういう状況では、ここを見て判断するんだ」

という基準がひとつ増えるからです。

この判断基準が、

一個。

また一個。

さらに一個。

と増えていく。

すると、

以前だったら全部質問していたことの中から、

少しずつ、

自分で判断できるものが出てきます。

私は、

これが成長だと思っています。

誰にも頼らなくなることではありません。

何でも一人でできるようになることでもありません。

必要なら人に聞けばいい。

経験者に頼ればいい。

わからないものは、

わからないと言えばいい。

でも、

教えてもらったあとに、

答えだけではなく、

「なぜ、その答えになったのか」まで持ち帰る。

ここを少しずつ意識してみてほしいです。

今日からひとつだけ「答えの出し方」を盗んでみてください

今回の記事を読んだからといって、

明日から急にトレース能力が高くなるわけではありません。

そんな簡単な話ではないです。

私自身も、

一日で誰かの考え方を理解できるようになったわけではありません。

毎日の発信を読む。

講座を何度も読む。

自分でやってみる。

失敗する。

また戻る。

質問する。

教えてもらう。

「なんでこの答えになったんだろう」

と考える。

そういう小さな積み重ねの中で、

少しずつ、

教えてくれる人の考え方がわかるようになっていきました。

だから、

この記事を読み終わったあとも、

いきなり全部やろうとしなくて大丈夫です。

今日、

ひとつだけやってみてください。

今、

あなたが学んでいる人を一人思い浮かべる。

そして、

その人の過去の発信をひとつ読んでみる。

ただ読むのではなく、

一個だけ、

「なぜ?」

を入れてみてください。

なぜ、

このタイトルにしたんだろう。

なぜ、

この具体例を出したんだろう。

なぜ、

この順番で説明したんだろう。

なぜ、

ここでこの商品を紹介したんだろう。

なんでもいいです。

正解する必要もありません。

一回、

自分で考えてみる。

それだけで、

ただ情報を受け取る読み方から、

相手の思考を取りにいく読み方へ少し変わります。

そして、

もし今あなたが何かに悩んでいるのであれば、

新しい教材を探す前に、

一度だけ、

過去に教わったものへ戻ってみてください。

買った教材。

参加している講座。

以前保存した投稿。

note。

メルマガ。

動画。

自分で書いたメモ。

今の悩みに関係しそうなものがないか、

一回だけ探してみる。

もしかすると、

今欲しかった答えが、

もうそこに書いてあるかもしれません。

そして、

以前読んだときには気づかなかった言葉が、

今のあなたには、

すごく大事な言葉に見えるかもしれません。

私が思う「トレース能力」は、

誰かとまったく同じ人間になるための能力ではありません。

誰かの表面だけをコピーする能力でもありません。

経験者が何を見て、

どう考えて、

どう判断しているのか。

その考え方を一度借りて、

自分の経験と結びつけて、

最終的には自分で判断できるようになるための力です。

だから、

成果を出している人を見たときに、

「この人は何をやっているんだろう?」

だけではなく、

もう一歩だけ踏み込んで、

「この人は、なぜそれをやっているんだろう?」

まで見てみてください。

行動を真似するだけなら、

状況が変われば使えなくなることがあります。

でも、

判断基準まで理解できれば、

状況が変わっても自分で考えられます。

私は、

ここの差が、

半年後、

1年後の成長速度を大きく変えていくと思っています。

同じサポートを受けるなら、

答えだけをたくさんもらって終わるのではなく、

その人の

「答えの出し方」まで持って帰る。

ぜひ、

そこまで欲張って学んでみてください。

私の「考え方」まで学びたい方へ

ここまで読んで、

「答えだけじゃなく、考え方まで学ぶことが大事なんだ」

と思ってくださった方へ。

私はメルマガでも、

単なるノウハウだけではなく、

私が普段、何を見て、どう考えて、どう判断しているのか

というところまでお伝えしています。

今回お話した「トレース能力」を身につけたいなら、

一度だけ濃い情報を読んで終わるよりも、

同じ人の考え方に継続して触れて、

「この人はなぜこう考えるんだろう?」

と考える機会を増やすことが大切です。

私自身もそうでした。

教わっていた人の発信を毎日読む。

講座を何度も読み返す。

実践して、また戻る。

そうやって少しずつ、

「この人だったら、こう考えるだろうな」

という判断基準を自分の中に増やしていきました。

だから、

もし今回の記事を読んで、

「ねここの考え方をもう少し深く知りたい」

と思ってくださったのであれば、

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実際にビジネスをする中で私が気づいたこと、

売るためにどこを見て、どう考えているのかなどもお届けしています。

そして今、

登録してくださった方には、

すぐに受け取れるプレゼントも用意しています。

ただ登録して情報を増やすだけではなく、

届いた内容を読んだら、

ぜひ一つだけ、

「なぜ、ねここはこう考えているんだろう?」

と考えてみてください。

そして、

使えそうなものがあれば、

自分のビジネスで一つ試してみる。

それを繰り返していけば、

少しずつ「答えを教えてもらう」状態から、

自分で答えを出せる状態

に変わっていきます。

私のメルマガは、

そのための教材として使ってもらって大丈夫です。

プレゼントも受け取りながら、

私が普段どんなふうにビジネスを考えているのか。

ぜひ、そこまで持って帰ってください。

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著者プロフィール:ねここ

在宅ワーカー歴4年。

月収0円から副業スタートし、現在はコンテンツ販売×ステップ配信で仕組み収益を確立。(noteも執筆中!

未経験から1年でコンテンツ販売を教える側になった元薬剤師
ブログ/Instagram/X/スレッズ/YouTube/メルマガ/noteを使った
資産コンテンツ積み上げ術を日々共有中。

「半径1mの幸福の永続化」を目標にネットビジネスを始め2年で起業。
在宅ワークで生きられるための知識を毎日発信中。

ちびねこ
ちびねこ

ここまで読んでくれて
感謝だにゃ〜!

ねここ
ねここ
それでは、また次回の
記事でお会いしましょう!
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ねここ