はじめに
副業や個人ビジネスで「とりあえず1つ商品を作ったからもう大丈夫」と安心してしまう方はとても多いです。
しかし、これは売上が伸び悩む原因のひとつにもなります。
実際に私も、最初は「1本勝負でやっていくべきだ」と信じていました。
けれども、複数商品を持つことによって“選ばれる確率”が劇的に高まり、売上の桁が変わったのです。
この記事では、「なぜ商品は複数持つべきなのか」「どのように商品を展開すべきか」について、ステップ形式と表形式でわかりやすく解説していきます。
商品は複数持つべきか?結論と前提
結論から申し上げますと、商品は必ず複数持った方が良いです。
ただし、ここでいう「複数持つ」とは、ただ数を増やすという意味ではありません。
「顧客の異なる悩みや欲求に対応する商品を用意する」という意味です。
私自身、1商品で売上が頭打ちしていたときに、
「この商品の切り口を変えて3パターン用意した」
だけで反応率が約3倍になったことがあります。
これは心理学的にも自然なことで、人は選択肢があると「比較して納得」してから購入する傾向があるからです。
複数商品が選ばれる理由とは
複数商品を持つことで、以下のようなメリットが得られます。
項目 | 単一商品 | 複数商品 |
---|---|---|
お客様の選択肢 | 限定的 | 多様なニーズに対応 |
刺さる確率 | 低い | 高い(選ばれる可能性アップ) |
売上の変動 | 安定しない | 広がりやすくなる |
顧客満足度 | やや低い | 高くなる傾向 |
特に重要なのが、「刺さる確率の違い」です。
お客様の悩みはひとつではありません。
・時間がない
・自信がない
・お金がない
・一歩踏み出せない
これらはすべて、購入に至らない“隠れた壁”です。
それぞれの壁に対して1つずつ「刺さる切り口の商品」を用意することで、今までスルーされていたお客様が購入してくれるようになるのです。
商品数と売上の関係:実例比較
売上を上げるなら、
・単価を上げる
・客数を増やす
・商品数を増やす
・切り口を変えてセールス回数を増やす
この4つを少しずつ意識していきましょう。
例えば、実際に私の運営する商品では、以下のような変化が起こりました。
商品数 | 月間売上 | 備考 |
---|---|---|
1商品 | 10万円 | 単発購入が多く、リピート率も低かった |
3商品 | 20万円 | 顧客ごとに刺さる切り口を用意。購入率アップ |
5商品 | 30万円 | 複数購入・まとめ買いが発生しやすくなった |
数字はあくまで一例ですが、商品を複数にすることで「お客様の入り口が広がる」ことがわかると思います。
商品数が少ないことで起こるリスクとは
逆に、商品が1つしかない状態にはどんなリスクがあるのでしょうか?
リスク | 内容 |
---|---|
刺さらなかったら終わり | 1商品が響かなければ離脱される可能性が高い |
成長が止まりやすい | リピート導線が設計しづらい |
ターゲットが狭すぎる | 特定の感情や層にしかアプローチできない |
「私に合ってない」と判断されやすい | 商品が多い方が「これは私向けかも」と思わせやすい |
商品展開の思考法【3ステップ】
具体的にどのように商品を複数展開すればよいのか、ここも初心者の頃って悩むポイントですよね。
実際は、以下の3ステップで考えていくのがおすすめです。
STEP1:現在の商品を分解してみる
対象:誰に向けて作ったのか?
目的:どんな成果を得させる商品か?
アプローチ:どんな問題をどう解決するのか?
ここから、「誰の」「どんな感情に」刺しているかを特定します。
STEP2:感情・シチュエーション別に切り口を分けてみる
感情/状況 | 新商品案 |
---|---|
時間がない | 10分で学べる時短版 |
自信がない | 初心者安心設計のステップ商品 |
決断できない | 購入前に体験できる導入商品 |
STEP3:「選ばれる理由」を書き出す
自分の商品が他と何が違うのか?を明文化します。
他社にない要素
自分の経験・実績
感情に刺さる言葉
特典、保証、サポート体制
これを踏まえ、「あなたが選ばれる理由リスト」を作ってみましょう。
「選ばれる理由」を明確にするワーク
下記の表に沿って、自分の「選ばれる理由」を棚卸しすることで、商品販売の切り口が見えてくるはずです。
項目 | 内容 |
---|---|
あなたにしかできない経験 | 例:挫折から再起したストーリー |
他商品との違い | 例:LINEサポートが無制限でつく |
お客様に届いた感想 | 例:「他よりわかりやすい」と言われた |
あなたが情熱を持っていること | 例:「初心者に寄り添う設計」が徹底している |
商品を複数展開する際の注意点
もちろん、闇雲に商品を増やせばいいわけではありません。
以下の点に注意が必要です。
お客様が迷わないように整理する
比較表やチャートなどで「おすすめの選び方」を提示しましょう。
メイン商品がブレないようにする
あくまで「派生商品」が中心です。軸がブレると信頼が下がります。看板商品は用意して、「あなたは〇〇の専門家」という印象を持ってもらえるようにしましょう。
サポート・導線の整備
複数商品に分けた結果、対応しきれなくなるリスクもあります。サポートをするときは、運用体制を考えておきましょう。
ただ、「似ている」「違いが分かりにくい」複数商品があると逆に売れなくなってしまいます。
明確に切り口を変えればむしろ成約率は上がりますので、ここに注意していくといいです。
まとめと行動ステップ
商品を複数持つというのは、「選ばれる理由」を増やすことです。
やること | 効果 |
---|---|
商品数を見直す | 刺さる確率UP・売上安定化 |
選ばれる理由を書き出す | ブランディング強化 |
商品を感情別に分ける | 購入動機にマッチしやすい |
比較表をつける | 離脱防止、納得感UP |
私が行なっている行動ステップも以下に書いておくので、ぜひあなたも活用してみてください。
今ある商品を構造的に分解してみる
お客様の感情別に切り口を変えた商品を企画してみる
自分の「選ばれる理由」を10個書き出してみる
3商品以上になるように展開し、比較チャートを作って公開する
おわりに
この記事では、「商品は複数持ったほうが良いのか?」という問いに対して、私自身の経験とマーケティングの観点から、具体的なステップと注意点を交えて解説しました。
1商品で戦うのはカッコよく見えるかもしれません。
でも、それは「その商品がすべての人に刺さる」という前提が必要になります。
現実には、お客様は多様です。感情も、状況も、人生の背景もまったく異なるのです。
だからこそ、あなたの商品も「ひとつ」では全然足りません。
顧客の多様な“刺さるポイント”に合わせて、あなたの商品を複数展開すること。
それが、これからの時代に必要なビジネスの土台になると、私は確信しています。
商品の複数化は、在庫を増やすことじゃなく
“お客さんに寄り添う角度・回数”を増やすってことです。
・選択肢がある=安心感
・角度が違う=刺さる確率UP
・刺されば=売れる
この公式を忘れないでください。
そして、複数作ることで「売上の桁が変わる」っていう現実に、ぜひ目を向けていきましょう。
商品数は多い方が正義です。
あなたが今たとえ商品数が1つであったとしても、決して満足しないでください。
とことんお客さんの悩みを潰すことに専念していくことが発信者のお仕事なので
売れない理由は“選択肢のなさ”かもしれません。
「いろんな角度、切り口でお客さんの悩みを解消すること」をぜひ行なっていってくださいね。
もし、あなたがまだあなたの看板商品がないときは、「再販OKの商品」もご用意してあります。
↓コチラの記事で解説中です

どんどん商品を増やして、あなたの「売れない不安」を一緒に1つずつ払拭していきましょう!
ここまで読んでくれて
感謝だにゃ〜!
記事でお会いしましょう!
著者プロフィール:ねここ(noteも執筆中!)
発信テーマ:未経験から1年でコンテンツ販売を教える側になった元薬剤師
ブログ/Instagram/X/スレッズ/YouTube/メルマガ/noteを使った
資産コンテンツ積み上げ術を日々共有中。
「半径1mの幸福の永続化」を目標に
ネットビジネスを始め2年で起業。
在宅ワークで生きられるための知識を毎日発信中。
