第1章|30代から「稼ぐ金額」より「稼ぎ方」を考えた方がいい理由
副業や個人ビジネスを始めると、
最初はどうしても、
「月10万円稼ぎたい」
「月30万円を超えたい」
「いつか月100万円いきたい」
というように、
いくら稼げるか
に目が向きやすいと思います。
これはすごく自然なことです。
私自身もそうでした。
まだ売上が少ない時期に、
「安定して稼ぐ方法を考えましょう」
と言われても、
正直そこまで響かないと思うんですよね。
そもそも、
まだ安定させるほどの売上がないからです。
まずは1万円。
次に5万円。
そこから10万円、30万円。
そうやって売上を伸ばしていく段階では、
「どう安定させるか」より、
「どうやったらもっと売れるのか」
の方が気になると思います。
私も以前は、
売上を伸ばすことをかなり重視していました。
商品を作る。
販売する。
売上が立つ。
数字が伸びる。
また次の商品を考える。
そして、
前回より大きな売上を目指す。
こういう働き方です。
売上が伸びている間は、
すごく楽しいんですよね。
例えば、
一回の販売で100万円売れたとします。
今までより大きなお金が入れば、
できることも増えます。
旅行に行くこともできます。
普段だったら選ばないようなホテルに泊まることもできます。
少し高いレストランに行ったり、
欲しかったものを買ったりもできます。
頑張って働いた結果として、
今までできなかったことができるようになる。
これは普通に嬉しいです。
だから、
大きく稼ぐこと自体を否定したいわけではありません。
むしろ、
ビジネスをする以上、
売上を伸ばすことは大事です。
ただ、
30代になってから、
私は少し違うところも気になるようになりました。
それが、
その売上は、来月もあるのか?
ということです。
今月100万円売れても、来月0円なら「安定」とは少し違う
例えば、
今月、
商品を販売して100万円売れたとします。
数字だけ見れば、
かなり大きな成果です。
でも、
その100万円が、
来月も自動的に入ってくるわけではないとしたらどうでしょうか。
来月になったら、
また新しい企画を考える。
また集客する。
また販売する。
またセールスする。
そして、
そこで売れなければ、
来月の売上は大きく下がる。
こういう状態は、
稼げてはいるけれど、安定しているとは少し違う
と思うんです。
ここは、
副業や個人ビジネスを始めたばかりの方ほど、
一度分けて考えてみてほしいところです。
「大きく稼げること」と、
「安定して稼げること」は、
同じように見えて、
実際にはかなり違います。
例えば、
Aさんは、
3か月に一度、
大きな販売をして100万円を売ります。
でも、
販売していない月は10万円前後です。
一方でBさんは、
毎月40万円から50万円くらいの売上が、
比較的安定して入っています。
最高月商だけを見ると、
Aさんの方が目立つかもしれません。
SNSでも、
「3日で100万円売れました」
という投稿の方が、
当然インパクトがあります。
ただ、
毎月の家賃、
生活費、
税金、
仕事に必要な経費などを考えると、
Bさんの方が、
来月の生活を組み立てやすいですよね。
この違いを、
私は30代になってから、
以前より強く感じるようになりました。
若い頃は「また稼げばいい」で動けた
20代の頃は、
多少売上が不安定でも、
そこまで気になりませんでした。
今月稼げた。
じゃあ使う。
また必要になったら、
頑張って稼げばいい。
こういう考え方でも、
それなりに楽しかったんですよね。
体力もある。
多少無理をしても動ける。
今月大きく売れたら、
その勢いのまま次の販売もできる。
少しくらい不安定でも、
「またやればいい」
で動ける。
でも、
30代になると、
少しずつ生活の見え方が変わってくる人も多いと思います。
例えば、
毎月の固定費が増える。
税金や社会保険の負担も具体的に見えてくる。
家族ができる人もいる。
体調によって、
以前ほど無理ができなくなることもある。
将来のお金について、
20代の頃より現実的に考えるようになる。
もちろん、
これは全員が同じという話ではありません。
30代でも、
大きなリスクを取って動く方はいます。
逆に、
20代でも安定を大事にする方はいます。
ただ、
年齢を重ねるにつれて、
「今月いくら稼げたか」だけではなく、
来月も同じくらい入ってくるのか
という視点が、
少しずつ重要になりやすいと思うんです。
「幸福」という視点で見ると、稼ぎ方の違いがわかりやすい
ここで少し、
お金とは違う角度から考えてみます。
私は以前、
脳やメンタルについて調べている中で、
ドーパミンとセロトニンについて知りました。
もちろん、
人間の幸福を、
この2つだけで説明できるわけではありません。
ただ、
自分の働き方を考えるときに、
「こういう違いはあるかもしれないな」
と思ったんですよね。
ドーパミンは、
報酬への期待や、
何かを得たいという動機づけに関わるとされています。
例えば、
売上が立つ。
フォロワーが増える。
商品が売れる。
欲しかったものを買う。
旅行に行く。
高級ホテルに泊まる。
こういう、
「やった」
「嬉しい」
と感じる瞬間です。
一時的に大きく稼ぐ働き方は、
こうした幸福を叶えやすいと思います。
まとまったお金が入るからこそ、
普段できないことができる。
これは、
大きく稼ぐメリットの一つです。
一方で、
セロトニンは、
気分や睡眠など、
心身の安定に幅広く関わるものとして知られています。
ここから私が考えるようになったのが、
毎月の収入が安定していることも、別の種類の幸福につながるのではないか
ということでした。
旅行に行ったときのように、
一気にテンションが上がるわけではありません。
でも、
今月も家賃が払える。
来月もある程度売上が見えている。
少しくらい仕事を休んでも大丈夫。
今月新商品を出さなくても、
すぐに収入が0円になるわけではない。
こういう状態です。
派手ではありません。
でも、
毎日の生活はかなり安定します。
30代以降は「最大売上」だけを見ない方がいい
ビジネスをしていると、
どうしても、
大きな数字に目が向きます。
月商100万円。
月商300万円。
一回の販売で500万円。
こういう数字は、
わかりやすいからです。
ただ、
30代以降は、
もう一つ見ておいた方がいい数字があります。
それが、
特別な販売をしなくても、毎月いくら売上が入るのか
です。
最高月商が300万円あったとしても、
翌月が5万円なら、
毎月の生活はかなり売上に左右されます。
一方で、
毎月40万円、
50万円、
60万円と、
ある程度安定した売上があるなら、
来月の生活をかなり予測しやすくなります。
そして、
この「安定して売上が入る状態」を作る方法の一つとして、
私が大事だと思っているのが、
エバー売り
です。
エバー売りという言葉を、
初めて聞いた方もいると思います。
簡単に言うと、
期間限定で一気に販売するだけではなく、
商品を継続的に購入できる状態にして、
毎月売上が生まれる仕組みを作っていく売り方です。
ただ、
ここで勘違いしてほしくないのが、
「商品を置いておけば、何もしなくてもずっと売れる」
という話ではありません。
エバー売りにも、
商品設計、
集客、
導線、
発信、
販売ページ、
改善、
いろいろ必要です。
それでも、
毎月0円から販売を始める働き方とは、
かなり違います。
では、
エバー売りとは具体的にどういう売り方なのか。
一時的な販売とは何が違うのか。
そして、
なぜエバー売りが、
毎月の生活を安定させることにつながるのか。
次の章では、
初心者の方にもイメージしやすいように、
具体例を使いながら、
ここをもう少し詳しく説明していきます。
第2章|エバー売りとは?一時的な販売との違いを初心者向けに解説
前章では、
「大きく稼げること」と
「安定して稼げること」は違う、
という話をしました。
ここからは、
その「安定して稼げる状態」を作るために出てきた、
エバー売り
について詳しく説明していきます。
エバー売りという言葉を聞くと、
「自動化のこと?」
「放置していても商品が売れる仕組み?」
と思う方もいるかもしれません。
でも、
私がここで話しているエバー売りは、
もう少しシンプルに考えてもらって大丈夫です。
エバー売りとは、
販売期間を限定せず、商品をいつでも購入できる状態にして、継続的に売上を作っていく販売方法
のことです。
例えば、
noteで3万円の商品を販売するとします。
「今週の金曜日から日曜日まで、3日間限定で販売します」
と告知する。
販売開始に合わせて何度も発信する。
3日間で30人に購入してもらって、
90万円の売上が立つ。
そして販売終了。
これは、
短期間に売上を作る販売方法ですよね。
一方でエバー売りの場合は、
商品をいつでも購入できる状態にしておきます。
今日あなたの発信を初めて見つけた人が、
商品を知って購入する。
1か月前の投稿を読んだ人が、
そこから商品を知って購入する。
以前から発信を読んでいた人が、
必要になったタイミングで購入する。
そうやって、
特定の数日間だけに売上を集中させるのではなく、
日常的に商品が売れる状態を作っていく。
これが、
私がこの記事で話しているエバー売りです。
エバー売りは「商品を置いておけば勝手に売れる」という意味ではない
ここは、
最初にかなり大事なことを伝えておきたいです。
エバー売りというと、
「一度商品を作れば、あとは放置していても売れる」
と思われることがあります。
確かに、
自分がリアルタイムでセールスをしていないときに、
商品が売れることはあります。
でも、
何もせずに売れ続けるわけではありません。
そもそも、
商品を知らなければ、
お客さんは買いようがありません。
だから、
商品を知ってもらうための発信が必要になります。
発信を見た人に、
「これは自分に必要かもしれない」
と思ってもらう必要もあります。
商品ページを読んだ人が、
何を得られる商品なのか理解できなければ、
購入にはつながりません。
実際に販売した後も、
お客さんの反応を見ながら、
商品や販売ページを改善していく必要があります。
つまり、
エバー売りを作るためには、
商品を作って終わりではなく、
商品を知る→興味を持つ→必要性を感じる→購入する
という流れを作っておく必要があります。
この流れがあるから、
自分が毎回、
「今日から販売します」
と大きな販売イベントを起こさなくても、
商品が売れるようになっていきます。
一時的な販売は、毎回「売上を作る期間」が必要になる
ここで、
一時的な販売と比べてみると、
違いがわかりやすいと思います。
例えば、
月に一度、
期間限定で商品を販売するとします。
販売前には、
商品の告知をする。
興味を持ってもらうために発信する。
販売開始日になったら、
販売ページを公開する。
販売期間中も、
商品の魅力や必要性を伝える。
締切が近づいたら、
もう一度案内する。
そして販売終了。
ここで100万円売れたとします。
100万円という売上だけを見ると、
かなり成功しています。
でも、
翌月も100万円欲しいのであれば、
基本的には、
また販売する必要があります。
つまり、
売上を作るために、毎回「販売する」という仕事が発生する
ということです。
もちろん、
これが悪いわけではありません。
短期間で大きな売上を作りたい場合には、
かなり有効な販売方法です。
ただ、
毎月の生活を安定させたい、
という目的で考えると、
少し話が変わってきます。
なぜなら、
販売しなかった月には、
売上が大きく落ちる可能性があるからです。
エバー売りでは「今月も売れる状態」を積み上げていく
エバー売りでは、
毎回ゼロから販売イベントを作るのではなく、
普段から商品が売れる状態を作っていきます。
例えば、
3万円の商品があったとします。
1か月目に10本売れたら、
30万円です。
2か月目にも10本売れたら、
30万円。
3か月目にも10本売れたら、
30万円。
もちろん、
現実には毎月きれいに10本ずつ売れるとは限りません。
8本の月もあれば、
15本売れる月もあると思います。
ただ、
ここで目指しているのは、
「今月だけ100万円売る」
という状態ではありません。
毎月ある程度の売上が発生する状態を作っていく
ということです。
例えば、
毎月の生活に40万円必要な人だったら、
まずはエバー売りから、
毎月40万円前後が入ってくる状態を目指してみる。
これができれば、
少なくとも、
「今月絶対に何かを販売しないと生活費が足りない」
という状態からは、
少しずつ離れられます。
私は、
ここがエバー売りを考えるうえで、
かなり重要だと思っています。
大事なのは「最高月商」ではなく「最低ライン」を上げること
個人でビジネスをしていると、
どうしても最高月商に目が向きます。
「月商100万円を達成しました」
「一回の販売で300万円売れました」
こういう数字は、
わかりやすいですし、
目標にもなりやすいです。
でも、
生活を安定させるという目的なら、
最高月商だけを見ても、
あまり意味がありません。
例えば、
半年間の売上が、
1月:20万円
2月:150万円
3月:10万円
4月:120万円
5月:15万円
6月:100万円
だったとします。
大きく売れている月だけを見ると、
かなり稼げています。
でも、
10万円や15万円の月もあります。
もし毎月の生活費や固定費に40万円必要なら、
売上が少ない月には、
「来月は売らないとまずい」
となりますよね。
では、
毎月50万円前後が、
エバー売りから入ってくる状態だったらどうでしょうか。
大きく跳ねる月はないかもしれません。
でも、
毎月必要な生活費は、
ある程度そこから払える。
この場合、
最高月商は下がったとしても、
生活の安定度は上がっています。
30代以降にエバー売りを考えるなら、
私はこの視点を持っておいた方がいいと思っています。
「一番売れた月はいくらだったか」
ではなく、
「売上が少ない月でも、どのくらい残るのか」
を見る。
エバー売りによって、
この最低ラインを少しずつ上げていく。
毎月10万円だったものを20万円にする。
20万円だったものを30万円にする。
そして、
自分が毎月生活するために必要な金額まで、
少しずつ近づけていく。
そうすると、
エバー売りは単なる販売テクニックではなく、
自分の生活を安定させるための仕組み
になっていきます。
「月100万円を売る仕組み」から考えなくていい
ここまで読むと、
初心者の方ほど、
「でも、毎月安定して売れる仕組みなんて私には作れない」
と思うかもしれません。
特に、
SNSを見ると、
月100万円、
月300万円、
月500万円、
みたいな数字がたくさん流れてきます。
そうすると、
エバー売りを作ることまで、
ものすごく難しいことに感じてしまいます。
でも、
最初から月100万円をエバーで作る必要はありません。
例えば、
毎月の生活費が30万円なら、
まず5万円でもいいと思います。
毎月5万円が、
過去に作った商品から入ってくる。
次は10万円を目指す。
10万円が安定してきたら、
20万円を目指す。
そうやって、
自分が毎月必要なお金の一部を、
少しずつエバー売りに置き換えていく。
その方が、
初心者の方にも現実的です。
そして、
月5万円でも、
毎月継続して入ってくるようになると、
一時的に5万円売れたときとは、
意味が変わってきます。
一回だけ5万円売れたのではなく、
来月も5万円。
再来月も5万円。
もちろん売上に波はありますが、
それでも、
継続して売れる土台ができ始めている。
ここから、
少しずつ生活の安定につなげていけばいいんです。
エバー売りを作る目的を間違えない
私は、
エバー売りを考えるときに、
最初に目的を決めておいた方がいいと思っています。
「楽して稼ぎたい」
だけを目的にすると、
たぶん途中でズレます。
商品を作ったのに売れない。
発信もしないといけない。
販売ページも改善しないといけない。
思っていたより、
普通にやることがある。
そうなると、
「全然自動じゃないじゃん」
となってしまいます。
でも、
目的を、
毎月の生活を安定させること
に置いたら、
見方が変わります。
今まで、
販売しなければ0円だった。
そこから、
販売イベントをしていない月にも5万円入るようになった。
次は10万円になった。
20万円になった。
少しずつ、
「今月売らないと生活できない」
という状態から離れていく。
私は、
エバー売りの価値は、
こういうところにあると思っています。
そして、
ここまでエバー売りについて理解すると、
前章で少し触れた、
「一時的な稼ぎ方とエバー売りでは、得られる幸福が違う」
という話も、
もう少し具体的に見えてきます。
一時的に大きく稼ぐことで得られる幸福。
毎月安定して稼げることで得られる幸福。
この2つは、
同じ「お金がある」という状態でも、
実はかなり違います。
次の第3章では、
一時的な稼ぎ方が、なぜ「ドーパミン的な幸福」につながりやすいのか。
旅行や高級ホテルなどの具体例も使いながら、
ここを詳しく掘り下げていきます。

