はじめに|「売るのが怖い」あなたへ。DRMは売らずに売れる仕組み
「売り込みが苦手なんです」
「いきなり商品を紹介しても、誰も買ってくれない」
「SNSやブログで発信しても反応がない」
このようなお悩みを抱えている方に、私は何度も出会ってきました。
そして、たいていの人が「そもそも売り方の順番を間違えている」ことに気づいていません。
いきなり販売ページを貼りつけたり、フォロワーに「この教材オススメです!」とだけツイートしてしまうのは、初対面の人にいきなりプロポーズするようなもの。
それでは誰も、商品を手に取ってはくれません。
そこで登場するのが、「DRM(ダイレクト・レスポンス・マーケティング)」という考え方です。
この記事では、初心者の方にもわかりやすく、たとえ話や図表を交えながら、DRMの全貌・仕組み・実践方法を丁寧に解説していきます。
第1章:DRMとは何か?初心者にもわかる基本の定義
DRMとは、Direct Response Marketing(ダイレクト・レスポンス・マーケティング)の略称です。
日本語では「直接反応型マーケティング」とも訳されます。
難しそうに聞こえるかもしれませんが、やっていることは非常にシンプルです。
DRMの定義(わかりやすく言うと)
「見込み客を集め、教育して、信頼関係を築いたうえで販売する仕組み」のこと。
DRMは、「売る前に信頼を築く」という考え方に基づいています。
第2章|よくあるDRMの誤解や間違った使い方
「DRMって、なんだか難しそう」
「ステップメールを配信すればDRMってこと?」
「売り込みっぽいし、胡散臭く思われそう…」
こうした不安や誤解を、多くの初心者の方から聞いてきました。
しかし、それらの多くは「仕組みを理解していないこと」が原因です。
この章では、DRMにありがちな誤解や、よくある間違った使い方について、実例を交えてわかりやすく解説していきます。
2-1|DRM=ステップメールではない
まずもっとも多い誤解が、
DRMとは「ステップメール」のこと
というものです。
たしかに、DRMを実践する中でステップメールを使う場面は多くあります。
しかし、ステップメールはあくまで“手段”の一つであり、DRMそのものではありません。
【例】道具と戦略の違い
たとえるならば、「包丁で料理をする」ことと「レシピ全体を組み立てる」ことは別物です。
包丁=ステップメール(ツール)
レシピ=DRM(全体戦略)
というように、ステップメールはDRMを実行するうえでの“道具”にすぎないのです。
したがって、ただステップメールを組めば売れるというわけではありません。
誰に・どんな順番で・どういう気持ちの変化を起こすかという“設計”こそがDRMの本質です。
2-2|DRMは「押し売りの仕組み」ではない
次に多いのが、
DRMって、巧妙なセールス手法でしょ?
売り込み感が強くて、相手に嫌われそう…
という誤解です。
しかし、これは完全な逆です。
DRMはむしろ、「押し売りをしないための仕組み」です。
なぜなら、DRMは「集客→教育→販売」の3ステップを通じて、購入者の納得と自発的な決断を重視しているからです。
【具体例】カフェの接客と同じ
例えば、あなたがカフェに行ったとき。
店員さんが「これ美味しいですよ」と丁寧に説明してくれる
口コミやレビューが見える場所に置かれている
メニューに「数量限定」「季節限定」と書いてある
このように、自然と買いたくなる環境が整えられていると、押し売りされたと感じることなく、気持ちよく注文できますよね。
DRMもまったく同じです。
「この人が言うなら信用できる」
「この商品なら自分の悩みを解決できそう」
こう思ってもらった上で「最後のひと押し」をするだけ。
だから、売り込み感はゼロでも成約できるのです。
2-3|DRMは一度やって終わりのものではない
DRMは、1回仕組みを作ったら終わり、というわけではありません。
見込み客の心理は、時代や環境によって変化します。
また、自分の商品の強みやUSP(独自の価値)も成長と共に進化していきます。
したがって、DRMは常に改善・最適化が求められるマーケティング戦略です。
ステップメールの反応率を定期的にチェック
登録導線(LPやプレゼント)を見直す
教育コンテンツが今の読者に合っているか検証
このように、継続的に運用しながらPDCAを回していくことが、成果の最大化に繋がります。
2-4|よくある失敗パターンとその原因
では、ここでDRMの誤解から生じる典型的な失敗例を見てみましょう。
失敗パターン | 原因 | 説明 |
---|---|---|
ステップメールを作っただけで満足してしまう | 本質理解の欠如 | 設計なしでツールだけ動かしても成果が出ない |
集客せずに教育だけしている | リスト不足 | 見込み客がいない状態では教育も販売もできない |
教育ステップが長すぎて離脱される | ペース配分ミス | メール10通以上は初心者には重すぎることがある |
販売のタイミングを逃す | セールス恐怖症 | 信頼構築後は“提案”する責任がある |
このように、「DRMっぽいこと」をやっていても、本質をつかめていなければ意味がありません。
2-5|DRMに対する不安を手放す3つの考え方
最後に、DRM初心者にありがちな「不安」を解消するヒントをまとめます。
① 売ることは悪いことではない
「売る=悪」という思い込みは捨てましょう。
お客さんが“悩みを解決するきっかけ”を求めているのに、それを提供しないのはむしろ不親切です。
② DR(ダイレクト・レスポンス)は「対話」
DRMの“R(Response)”とは、「返答」「反応」のこと。
つまり、顧客と一方通行ではなく、対話をしながら信頼関係を築くことを意味します。
③ 教育とは「洗脳」ではなく「理解を助けること」
お客さんが納得して、自分の意思で決断できる状態を作る。
それがDRMにおける教育です。強引な誘導とはまったく別物です。
初心者こそ、DRMの本質を正しく理解すれば、
売り込みに頼らず、自然に“売れる流れ”を作れるようになります。
次章では、いよいよこのDRMが「なぜ今の時代に必要とされているのか」を詳しくお話しします。
第3章|DRMが今の時代に必要とされる理由
「昔はツイート一発で売れたのに…」
「広告かけてもなかなか反応がない」
「コンテンツの質は高いはずなのに、なぜか売れない…」
こうした声を、私は日常的に耳にします。
理由は簡単です。今の時代は「商品力だけでは売れない時代」だからです。
この章では、なぜ今こそDRMという手法が注目されるのか?
その背景や、時代との関係性をわかりやすくお話ししていきます。
3-1|“売り込み”に疲れたユーザーが増えている
今のネットユーザーは、常に膨大な情報にさらされています。
SNSでは毎日無数の商品紹介が流れてくる
YouTubeでも冒頭は広告から始まる
noteやブログでも「これがオススメ!」の連続
つまり、「またセールスか…」と感じる瞬間があまりにも多いのです。
その結果、売り込みに敏感なユーザーが増えていて、
従来の「広告 → 購入」のストレートな導線では動かなくなっているのです。
【例え話】駅前のティッシュ配り
昔は、駅前でティッシュを渡されると「ありがとう」と受け取っていました。
でも今は、避ける人の方が多い。
なぜか?
「どうせ広告が挟まってるんでしょ?」
「渡されたら何か話しかけられそう」
「信用してないから、関わりたくない」
…つまり、相手から“売られそう”な気配がしただけで拒否反応が出る。
これが、現代の消費者心理です。
DRMは、その逆を行きます。
「自分から情報を受け取りに来た」人に対して、
徐々に信頼を築き、納得の上で購入してもらうスタイルです。
3-2|“誰から買うか”が最重要視される時代
商品が飽和し、差別化が難しい今の時代。
お客様が購入を決める最大の基準は、「商品そのもの」ではなく、「誰から買うか」です。
同じような教材なら、好きな発信者から買う
似たようなサービスなら、信頼できる人を選ぶ
つまり、個人のブランド・人格・信頼こそが武器になります。
旧来型マーケティング vs 現代型マーケティング
特徴 | 旧来型 | 現代型 |
---|---|---|
主軸 | 商品力・スペック | 提供者の信頼・共感性 |
売り方 | 広告・チラシ | 教育・共感型ストーリー |
顧客行動 | スペック比較 | 「この人だから買いたい」 |
だからこそ、DRMは「誰から買うか」の“誰”を育てていくマーケティング。
この構造が、今の時代に最も適した仕組みなのです。
3-3|SNSフォロワーやアクセス数では売れない理由
一昔前は、「フォロワーが多ければ売れる」と思われていました。
しかし今では、フォロワー数=売上ではありません。
数万人のフォロワーがいても、売上ゼロ
アクセスが多くても、成約率は低い
バズってもリピートされない
このような現象は日常茶飯事です。
理由は、「関係性が薄い」から。
表面的にコンテンツを見ているだけでは、信頼も共感も生まれていない。
だから、商品紹介をしても「関係ない話」とスルーされてしまいます。
DRMは、見込み客に段階的に価値を伝え、
「この人の話なら聞いてみよう」→「この人の商品なら買ってみよう」
という心理的距離を縮めていきます。
3-4|広告費の高騰とROIの低下
最近では、広告費が急激に上がり続けています。
Twitter(X)広告:クリック単価が100円超え
Meta広告(Instagram/FB):CPAが2倍以上
YouTube広告:競合過多で表示すら難しい
特に初心者や個人起業家にとっては、
広告費の回収(ROI)が合わないことが多いのが現状です。
一方で、DRMでは
無料で見込み客を集め(SNS・ブログ・YouTube動画)
教育で信頼を構築し(LINE配信)
セールスで高い成約率を生む
というように、広告に頼らず、コストを最小限に抑えながら売上を上げる導線が作れます。
3-5|個人ビジネスでこそDRMは力を発揮する
個人のビジネスにとって、リピーター・ファンの存在は命綱です。
広告に頼らず、信頼関係でつながった読者を育てる必要があります。
DRMは一度仕組みを作ってしまえば、
24時間365日、自動で信頼を育てる
自分の代わりに教育してくれる
商品が売れる状態を自然に作る
つまり、“営業マンを雇わずに営業ができる仕組み”と言っても過言ではありません。
3章まとめ|だから今、DRMが必要
理由 | 背景・問題 | DRMが解決すること |
---|---|---|
売り込みに疲れている | 情報過多・セールス疲れ | 段階的に信頼構築することで自然な販売が可能 |
誰から買うかが重要 | 商品差別化が難しい | 提供者自身の信頼・ストーリーで選ばれる |
広告の費用対効果が悪い | CPC/CPAが高騰 | 無料導線・教育コンテンツでコスト削減 |
個人の売上が不安定 | フォロワーやアクセスだけでは売れない | 関係性の深い見込み客を育てられる |
今の時代において、
“押し売りせず、信頼を育てて、自然に売れる”という流れは、まさに理想です。
その理想を現実にするのが、DRMという手法です。
次章では、いよいよこのDRMをどのように実践するのか。
「集客→教育→販売」の3ステップについて、具体的に解説していきます。
第4章|DRMの3ステップを徹底解説:集客・教育・販売
DRM(ダイレクト・レスポンス・マーケティング)を正しく活用するために欠かせないのが、「集客 → 教育 → 販売」という3ステップです。
この章では、それぞれのステップを“料理”や“恋愛”のたとえも交えながら、
初心者でも実践できる形で順を追って説明していきます。
DRMの3ステップ構造図はこんなイメージです↓
ステップ | 内容 | 目的 | 結果 |
---|---|---|---|
① 集客 | 見込み客を集める | 興味を引く | LINE・メルマガに登録される |
② 教育 | 商品の価値を伝える | 信頼を築く | 「欲しい」と思ってもらう |
③ 販売 | 商品を提案する | 背中を押す | 成約・購入が生まれる |
4-1|ステップ①:集客(見込み客を集める)
DRMの第一ステップは「集客」です。
ここでやること:
SNSやブログで「無料プレゼント」などをフックに見込み客を集める
LINEやメルマガに登録してもらう導線を作る
自分の商品に興味がある“潜在層”を選別する
集客のイメージは「出会いのきっかけ」
たとえるなら「恋愛の初対面」です。
いきなりプロポーズする人はいませんよね。
まずは「知ってもらう」「話してもらう」ことから始めます。
見込み客も同じです。
「何か良さそうな情報発信してるな」
「無料プレゼント、ちょっと読んでみようかな」
「この人の考え方、ちょっと好きかも」
このような、“入口としての関心”を持ってもらうことが集客フェーズのゴールです。
私がよく行っている「集客の具体的な方法」はこんなイメージです↓
方法 | メリット | 補足 |
---|---|---|
Twitterで無料配布企画 | 拡散力が高い | プレゼントの質が重要 |
note記事の最後にLINE誘導 | 信頼されやすい | 読了率を上げる工夫が必要 |
限定の有料レポートを無料配信 | 無料で価値提供 | レポート登録後に30分限定セールス |
4-2|ステップ②:教育(信頼と価値を届ける)
次は、集まった見込み客に対して、
商品やサービスの「価値」や「必要性」を伝える段階です。
教育の目的:
商品の良さを理解してもらう
「自分に必要だ」と感じてもらう
読者との信頼関係を築く
ここでは「売る」ことはしません。
代わりに「なぜこの商品があなたに必要なのか?」を感情と論理の両面から伝える必要があります。
教育のイメージは「デートで相性を確認する時間」
集客が出会いなら、教育は「相手と深く話す時間」です。
お互いの価値観を伝えたり、過去の経験を共有したりすることで、
「この人ともっと一緒にいたい」と感じてもらう段階です。
教育コンテンツの構成例(3通構成)のイメージで言えばこんな感じです↓
感情→ロジックの順に提示していきます。
通数 | 内容 | 目的 |
---|---|---|
1通目 | 共感ストーリー+失敗談 | 「この人、私と似てる」と感じてもらう |
2通目 | 具体的な解決策+メリット | 「なるほど、これが必要かも」と納得 |
3通目 | 変化の実例+自己投資の価値 | 「私にもできるかも」と勇気を与える |
4-3|ステップ③:販売(提案・成約)
最後に、「必要だと感じた人にだけ、商品を提案する」ステップがいよいよ販売段階です。
DRMでは、この時点ですでに信頼と共感が形成されているため、
押し売りする必要はまったくありません。
読者は「この人からなら買いたい」「今なら欲しい」と感じており、
販売はあくまで「ご案内」「最後のひと押し」にすぎません。
販売のイメージは「タイミングの合った告白」
ここまで好感を持ってもらい、価値観も共有して、信頼も得た。
あとは「私はあなたと付き合いたい」と正直に、誠実に伝えるだけ。
恋愛でも、信頼関係ができたうえでの告白なら、スムーズですよね。
DRMもまったく同じ構造なのです。
セールス配信で押さえるべきポイントはこんなイメージ↓
最後にそっと背中を押すイメージですね。
ポイント | 解説 |
---|---|
ベネフィットを明確にする | 読者に「得られる未来」を想像させる |
限定性・希少性を設ける | 決断を後押しする仕掛け |
ストーリーベースで伝える | 感情を動かし「共感」から行動へ導く |
つまり、DRMとは「育てて、届ける」マーケティングなのです。
ステップ | キーワード | 結果 |
---|---|---|
集客 | 出会い・興味 | 見込み客が集まる |
教育 | 信頼・共感 | 商品の必要性を理解してもらう |
販売 | 案内・背中を押す | 自然と成約・売上に繋がる |
DRMは、「売る」ためのテクニックではありません。
「信頼を育て、価値を届けるための設計図」です。
それぞれのステップを丁寧に構築することで、
あなたのコンテンツは“売り込みゼロ”でも売れるようになります。
第5章|DRM実践の失敗例とその回避策
DRMは、「売らずに売れる」理想的なマーケティング手法です。
しかし、やり方を間違えると、逆に売れない原因になってしまうこともあります。
私はこれまで多くの方がDRMに取り組む姿を見てきましたが、
その中でよくある失敗パターンには“明確な共通点”がありました。
この章では、DRM初心者がつまずきやすい失敗例と、その具体的な回避方法を解説していきます。
ありがちな失敗パターン一覧と原因分析
失敗パターン | 原因 | 解説 |
---|---|---|
① ステップメールを組んだだけで売れない | 設計不足 | ゴール設計・導線設計がないまま配信だけしている |
② 教育が長すぎて読者が離脱する | コンテンツ過多 | 「伝えたい」気持ちが強すぎて押しつけになっている |
③ 商品紹介のタイミングが早すぎる | 信頼不足 | 教育が十分でないままセールスしてしまう |
④ 無料プレゼントだけで終わってしまう | 教育設計の欠如 | プレゼント後に何も提供されず、関係性が深まらない |
⑤ 売るのが怖くて販売を避けてしまう | セールスブロック | 売ること=悪という無意識のブレーキ |
失敗①:配信だけして“売れる気”になってしまう
最も多いのが、「ステップメールさえ流せば売れる」という思い込みです。
これは、「料理せずに食材を並べただけで満足している」状態に似ています。
原因:
ゴール(商品や導線)が明確に設計されていない
読者をどこに連れて行くのか、ストーリーが設計されていない
回避策:
ステップメールを作る前に「販売ページ→LINE登録ページ→SNS投稿」までの流れを一枚の紙に書いて可視化する
各ステップの目的を明文化する(共感 → 教育 → 提案)
失敗②:教育フェーズが長すぎて離脱される
「まだ売っちゃいけない」と考えるあまり、
メールを10通以上送って、結果的に読者が興味を失ってしまう…というケース。
原因:
読者の集中力・信頼のピークを過ぎてしまう
内容が重く、読む側にとって「負担」になっている
回避策:
教育は3〜5通程度が目安(特に初心者相手なら3通以内が理想)
各通のテーマを明確にし、「読む理由」が伝わる構成にする
失敗③:販売のタイミングが早すぎる/遅すぎる
「タイミング」を間違えると、売れないだけでなく、
「売り込み感が強い」と思われたり、逆に「売る気がない人」だと思われたりします。
原因:
教育の質が低いのに、すぐにセールス
逆に、価値は伝えきったのに、販売をためらってしまう
回避策:
教育で「ベネフィット・変化・実例」を提示したあとは、自然に販売ページを案内
「私にはこの商品をおすすめする責任がある」というマインドを持つ
失敗④:無料プレゼントだけで終わる
プレゼントを渡して「終わり」になってしまうのも非常に多いです。
これは、読者にとっては「一度きりのキャンペーン」で終わってしまうパターン。
原因:
プレゼント後のステップ設計がない
継続的な関係性構築ができていない
回避策:
プレゼント後に「ステップ配信が始まる」ことを事前に告知する
継続的なLINE配信(週1〜2)で信頼を維持する
失敗⑤:売るのが怖くて販売ができない
「価値はあると思う。でも、売るのが怖い…」
この心理ブロックは、ほとんどの初心者が一度は通る壁です。
原因:
「売る=押し売り」だと思い込んでいる
拒否されることへの恐怖
回避策:
「必要な人にだけ提案する」のが販売だと捉え直す
教育ステップで信頼を築いているからこそ、“ご案内する権利”がある
実際のケーススタディ:売れなかった教材が売れた理由
実例を1つ紹介します。
状況:
教材(19,800円)がまったく売れなかったAさん
フォロワーは2,000人以上、毎日発信していた
セールスはツイートで終わり
問題点:
教育がなく、読者の理解と共感がない
信頼の蓄積がないまま商品だけ出していた
改善点:
無料プレゼント→メルマガ・LINE登録→ステップ配信を設計
3通のLINEで共感ストーリー→変化→ベネフィットを構成
4通目で商品を案内し、5通目で背中を押す配信に変更
結果:
→ 初月で目標の月50万の販売達成
→その後もコンスタントに売れ続けるようになった
失敗の多くは「設計」と「マインド」に原因がある
DRMの失敗は、テクニックよりも「仕組みの未設計」「売ることへの思い込み」に起因することがほとんどです。
失敗パターン | ひとことで言うと |
---|---|
配信だけして満足 | 設計してない |
教育が長すぎる | 引き算できてない |
売るのが早い・遅い | 見極めてない |
プレゼントで終わる | 続きを設計してない |
売れないのが怖い | マインドが整ってない |
これらを防ぐためにも、「読者視点に立った設計」を大前提として、
1通1通、届ける目的を明確にして書くことが非常に大切です。
DRMは、完成された仕組みから始めるものではありません。
「まずは1つ無料プレゼントを作って、配ってみる」これが最初の一歩です。
初心者であればあるほど、
「整っていないと始められない」
「完璧にしてから配信しよう」
と考えがちですが、それこそがDRM実践の最大の落とし穴です。
DRMは、動きながら育てていくものです。
たった1つのプレゼントから、信頼が生まれ、教育が生まれ、販売へとつながっていきます。
第6章|DRMを資産型ビジネスに進化させる方法
「売れても、毎回セールスを作り直している…」
「仕組み化したいのに、なんだか忙しいだけ…」
「収入が“その月限り”で終わってしまう…」
そんな悩みを持つ方は少なくありません。
実はDRMは、やり方次第で「仕組み」から「資産」に変えることができます。
この章では、一度作ったDRMを何度も使える資産にする方法と、再現性を高めるステップをお伝えします。
DRMの資産化とは?仕組みと資産の違い
まず最初に、「仕組み」と「資産」の違いを明確にしておきましょう。
項目 | 仕組み | 資産 |
---|---|---|
定義 | 一連の流れが整っている状態 | 作った仕組みが“放置でも”稼ぎ続ける状態 |
動力源 | 自分の発信・手動運用 | 自動化+集客ルートの確立 |
持続性 | 短期的に売上が出る | 長期的に収益が積み上がる |
DRMが資産になるとは?
ステップ配信が何度でも使い回せる
読者が自動で入ってきて、自動で商品が売れる
セールスのたびに「作り直す」必要がない
過去のコンテンツが“売り子”になって働いてくれる
→ つまり、“仕組み”から“働く資産”へと進化させるのがDRMの理想形なのです。
資産化ステップ:集客ルートを複数に広げる
DRMの資産化には、「安定した流入」が欠かせません。
つまり、見込み客が常に自動で入ってくる状態を作ることが必要です。
初心者でもできる集客ルート構築法
媒体 | 特徴 | 活用方法 |
---|---|---|
Twitter(X) | 拡散性◎ | 無料プレゼントをピン留め+週1で再掲 |
note | SEO◎ | 記事末にLINE誘導リンクを設置 |
ストーリー活用◎ | プレゼント配布の導線として活用 | |
YouTube | 教育性◎ | 動画説明欄にプレゼントURLを設置 |
→ 各媒体をプレゼント→LINE登録に繋げるだけでOK。
資産化ステップ:商品を複数ラインナップにする
商品が1つだけだと、1回売ったら終わり=フロー型の収益になります。
そこで、ステップ配信の後に別商品へとつなげる仕組みを作ることで、
読者1人あたりのLTV(顧客生涯価値)を上げていくことが可能です。
商品の作り方・増やし方
商品タイプ | 価格帯 | 位置づけ |
---|---|---|
無料プレゼント | 0円 | 集客・教育の入り口 |
入門教材 | 3,000〜9,800円 | DRMの基本や導線作りなど |
中級講座 | 19,800〜49,800円 | 導線設計+販売ページ設計など |
個別コンサル・継続塾 | 10万円以上 | 長期サポート・伴走型支援 |
→ DRMを使えば、このような“商品ライン”を自然な流れで案内できます。
「販売→再教育→販売」のループを作る
DRMの真の資産化とは、1回の販売で終わらない仕組みです。
販売後の読者に対して再び価値提供を行い、次の商品へと案内していくループを構築します。
LTVを最大化する再教育ステップ
商品購入後:フォローメールやLINEで変化を確認
購入者限定の無料レクチャー、追記コンテンツを配信
アップセル・次の商品への導線を設計
コミュニティや個人指導塾に移行
→ このループがあることで、“売って終わり”から“育てて続く”ビジネスへ進化します。
最後に“売らずに売れる”をあなたの資産に変えよう
DRMは、売ることをゴールにしません。
「価値を届けること」「信頼を育てること」を大切にしながら、
結果として「自然に売れてしまう」流れを作っていく手法です。
その仕組みを、使い捨てではなく“使い回せる資産”にしていくことで、
あなたのビジネスは時間にも収入にも縛られない、自由で再現性のあるモデルへと変わっていきます。
最後に|「あなたの未来は、あなたが設計できる」
ここまで読んでくれたあなたは、
もうDRMの価値を十分に理解している人です。
でも、大事なのはここから。
学んだことを、あなたの世界に落とし込んでいくことです。
もしあなたが、
自分も売れ続ける仕組みを作りたい
売り込まずに売れる導線を作りたい
“型”に沿って、仕組みをちゃんと作っていきたい
そう感じてくださったなら、
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この講座では、今回ブログでお伝えした内容を
さらに深く、具体的に、あなた自身に落とし込めるように構成しています。
ぜひ、一緒にコンテンツ販売×仕組み化をマスターして、自由な時間をどんどん増やしていきましょう!
著者プロフィール:ねここ
在宅ワーカー歴4年。
月収0円から副業スタートし、現在はコンテンツ販売×ステップ配信で仕組み収益を確立。(noteも執筆中!)
未経験から1年でコンテンツ販売を教える側になった元薬剤師
ブログ/Instagram/X/スレッズ/YouTube/メルマガ/noteを使った
資産コンテンツ積み上げ術を日々共有中。
「半径1mの幸福の永続化」を目標にネットビジネスを始め2年で起業。
在宅ワークで生きられるための知識を毎日発信中。
ここまで読んでくれて
感謝だにゃ〜!
記事でお会いしましょう!


