今日はあまり知られていない、AIに有料コンテンツや個人情報を読み込ませる時の注意点をご紹介します!
今回は知っておくべきことが多いので、なるべく見やすいように箇条書きでまとめていきますね!
「他人に有料コンテンツをそのままAIに読み込ませる」こと自体がまず大前提として 法的にも倫理的にもNGということを知った上で
AI時代に気をつけるべきコンテンツの作り方、向き合い方を知っておきましょう!
【前提】有料コンテンツをそのまま読み込ませるのはNG
有料コンテンツには著作権があり、無断利用は 複製権・公衆送信権・翻案権の侵害 になります。
さらに、購入者が第三者(=AI)に提供する行為も、利用許諾の範囲外であれば契約違反になります。
特に商用利用目的の場合、損害賠償請求や法的措置を受けるリスクがあります。
つまり、そもそも「他人の有料コンテンツを読み込ませる」こと自体が非常に危険です。
【技術面の話】ChatGPTに自動学習させないための設定
もしどうしても「合法かつ許諾を得たコンテンツ」を使うケースで、自動学習(フィードバック利用)を防ぎたい場合の方法を説明します。
ChatGPT(OpenAIの場合)では、ユーザーが入力した内容を「モデル改善のためのデータ」として使う場合があります。
これを避けるためにできることは以下の手順です。
1. 「カスタム指示の保存」をオフにする
設定画面(Settings)に入り、
「Custom instructions」(カスタム指示)の項目で「保存しない」を選択します。
これにより、ユーザーごとのプロファイルやカスタム設定が学習データとして使われにくくなります。
2. 「会話履歴とトレーニング」機能をオフにする
設定画面(Settings)を開きます。
「Data controls」(データ管理)の項目で 「Chat history & training」 をオフにします。
これをオフにすると、会話内容が将来のモデル改善に使われなくなります。
注意
会話履歴をオフにすると、過去のチャット履歴を再利用したり検索したりできなくなるため、利便性は下がります。
3. セッション終了後にデータを削除
オフにしていても、一時的にはサーバーに保存される場合があります。
大手AIサービス(例:OpenAI)は、セキュリティ上や監査上の理由で一定期間データを保持するケースがあるため、重要情報はなるべく入力しないことが安全です。
4. 法的観点から再確認する
契約上の利用許諾を再確認する
他人の有料コンテンツは原則として読み込ませない
書面や規約に「AIへの利用禁止」と明記されている場合が多いので必ず確認する
【まとめ】技術面の設定だけでは防ぎきれない
これらの設定をしても 法的・倫理的リスクがなくなるわけではありません。
技術的に「学習させない設定」にしても、根本的には「有料コンテンツを無断利用して良い」という免罪符にはならない点が最重要です。
ChatGPT「学習オフ設定」手順まとめ
Step 1: 設定画面に入る
ChatGPTの右下の「…」またはアカウントアイコンをクリック
「Settings & Beta」(設定とベータ)を選択
Step 2: Data controls(データ管理)を選択
設定メニューの中にある「Data controls」をクリック
Step 3: 「Chat history & training」をオフにする
「Chat history & training」のスイッチをOFFに切り替える
オフにすると、以下の表示が出ます:
「Your new chats won’t be used to train and improve our models.」
「New chats won’t appear in history sidebar.」
これにより、入力した内容が将来的なモデル改善に使われなくなります
Step 4: 確認
設定がOFFになっているか再確認
過去の履歴は残らないため、必要なら別途保存する
セキュリティガイド【実践編】
1. 個人情報を入力しない
氏名、住所、メールアドレス、契約内容など、個人情報は原則入力しない
2. 機密情報は共有しない
クライアント情報
他人の有料コンテンツ
社内文書
3. 重要ファイルはアップロードしない
設定をオフにしても、ファイルが一時的にサーバーに保存される可能性があるため
4. API利用時の留意点
API経由の場合でも、基本的には「商用契約・API規約」に基づくデータ取り扱いが行われます
プライバシーポリシーを必ず読む
AI利用規約 解説資料
ChatGPT(OpenAI)のデータ利用ポリシー(概要)
入力内容は原則として モデル改善のために利用される可能性がある
ビジネスプランなど一部有料プランでは、オプションで「データ利用オフ」が選べる
OpenAIは一定期間データを保持するが、一般ユーザーがモデルを直接学習させる仕組みではない
規約上のポイント
知的財産権の保持
出力された文章の著作権は利用者に帰属。ただし、入力内容の権利までは保証しない。
共有・公表のリスク
ユーザーが共有設定を有効にした場合、社内改善やモデル訓練に使われる
禁止行為
不正アクセス、第三者の権利侵害、違法利用、モラルに反する用途など
実際に注意すべき利用シーン
他人の有料コンテンツを許可なく読み込ませる(著作権侵害)
クライアント情報を学習素材に使う(契約違反)
ユーザーに誤解を与えるような情報出力(景表法リスク)
まとめ
やるべきこと
- 学習履歴を必ずオフに設定する
- 個人情報・機密情報を入力しない
- 利用規約を定期的に読み直す
- 他人のコンテンツは許諾を得てから使う
やってはいけないこと
❌ 許可なく有料コンテンツをAIに学習させる
❌ オフ設定しているからといって機密情報を無制限に入力する
【行動のおすすめ】
他人の有料コンテンツはそのまま絶対に読み込ませない
どうしても使いたい場合は、著作権者から明確な許可を得る
AIに入力する場合は、「会話履歴とトレーニング」オフ設定を必ず行う
体験談や自分の知識を使ってオリジナルコンテンツを作成する

安全にAIを使うために必要なのは「知識」と「自分だけの強み」
ここまで読んでくださったあなたは、AI活用のリスクをしっかり理解し、正しい使い方を学ぼうとしている意識の高い方だと思います。
ただ、知識を知るだけではなく、それを実際に「自分のコンテンツ」に落とし込むことが最も大切です。
特に、体験談や独自のストーリーを活用することで、他人に真似されない唯一無二のコンテンツを作ることができます。
【一歩踏み出したい方へ】
もし「安全にAIを使いながら、自分だけのコンテンツを作る方法をもっと具体的に知りたい」と思った方は、以下のリンクをぜひチェックしてみてください。
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ここまで読んでくれて
感謝だにゃ〜!
最後に
あなたの体験と感情は、どんなAIにも絶対に真似できない最大の資産です。
この機会に、その資産を活かして「読まれるだけ」ではなく「選ばれる」コンテンツを一緒に作り上げていきましょう。